債務整理中・完済後に車ローンは組める?申込時期と別の購入方法を解説

2026.08.25

「債務整理中の自分でも車ローンを組めるのか」

「完済したらいつから申し込めるのか」と不安に感じる人もいるでしょう。

車ローンの申込時期は、債務整理からの経過年数だけでなく、信用情報の登録状況や現在の返済能力から判断することが大切です。

本記事では、車ローンを検討できる時期や通常のローン以外の購入方法、連帯保証人をつける際の注意点・申込条件の整理方法を解説します。

審査通過だけでなく、返済中の債務や車の維持費を含めて無理なく支払える方法を確認しましょう。

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債務整理中・完済後でも状況によっては車ローンを組める可能性はある

債務整理をしても、将来にわたって車ローンを利用できなくなるわけではありません。審査への影響は、債務整理の手続き中なのか、和解後の返済を続けているのか、すでに完済しているのかによって変わります。

車ローンを検討する際は、現在の段階を整理したうえで判断することが重要です。完済後も信用情報だけで審査結果が決まるわけではないため、現在の収入や返済負担を含めて確認する必要があります。

債務整理中や返済中は車ローン審査が厳しくなる

債務整理の手続き中や和解後の返済中は、車ローン審査が厳しくなる傾向があります。ローン審査では信用情報が確認されるほか、現在の収入や既存の借入れなどを踏まえ、継続して返済できるかが判断材料となるためです。

信用情報には、ローンやクレジットの契約内容・残高・入金状況・延滞や異動に関する情報などが登録されます。異動とは、長期延滞など、信用取引上の問題があったことを示す情報です。債務整理に伴う延滞や異動などが確認できる状態では、新たな借入れの審査で不利に働く可能性があるのです。

特に、個人再生や自己破産の手続き中に新たな借入れを検討している場合は、申込みを進める前に依頼中の弁護士や司法書士へ相談してください。

もちろん、審査基準は申込先ごとに異なるため、債務整理中という理由だけで必ず否決されるとは限りません。車が必要な事情があっても申込みを急がず、完済後の申込みや別の購入・利用方法も含めて判断しましょう。

完済後は状況によって車ローンを検討できる可能性がある

債務整理後に返済を完了している場合は、車ローンを検討できる可能性があります。ただし、完済したといっても、信用情報から関連する情報がすべて削除されるわけではありません。

完済日と信用情報から関連する情報が削除される日は同じとは限らないため、完済した時期だけで申込時期を判断しないことが大切です。

完済後に通常の車ローンを検討する場合も、「完済したからすぐ申し込める」と捉えず、まずは本人開示で現在の登録状況を確認しましょう。

信用情報の記録が消えても審査通過が保証されるわけではない

信用情報から延滞や異動などの情報が見当たらなくなっても、車ローンの審査通過が保証されるわけではありません。

金融機関や信販会社は信用情報だけでなく、申込内容や現在の返済能力なども確認して融資の可否を判断します。

具体的に、信用情報以外では、主に以下のような項目が判断材料になり得ます。

・現在の収入
・勤続年数や雇用形態
・ほかの借入残高
・車両価格と借入希望額
・頭金の有無

具体的な審査基準は申込先によって異なるため、特定の条件を満たせば審査に通るとは言い切れません。また、過去に利用した金融機関やグループ会社では、信用情報機関とは別に保有する取引履歴などが審査で考慮される可能性もあります。

延滞や異動などの情報が削除された時期は、「必ず審査に通る時期」ではなく、通常の車ローンを検討し始める一つの目安です。信用情報に問題が見当たらない場合も、現在の収入・勤務状況・既存の返済負担を含めて判断する必要があります。

債務整理が車ローン審査に影響する期間

車ローンの申し込み時期を考えるうえでは、信用情報がどのくらいの期間登録されるのかを把握しておく必要があります。

ただし、確認すべきなのは年数だけではありません。信用情報機関ごとの登録期間や起算点を把握したうえで、現在の登録内容まで確かめることが重要です。

信用情報の登録期間は債務整理の種類や信用情報機関で異なる

各信用情報機関では、加盟事業者や登録期間が異なるため、債務整理後の影響を一律の年数では判断できません。

2026年8月時点の主な登録期間は以下のとおりです。

信用情報機関主な加盟事業者登録期間の主な目安
JICC・消費者金融会社・信販会社・金融機関・保証会社・リース会社など2019年10月1日以降の契約:契約継続中および契約終了後5年以内となる情報が中心
申込情報:照会日から6か月以内
全国銀行個人信用情報センター・銀行・信用金庫・保証会社など取引情報:契約期間中および契約終了日(完済されていない場合は完済日)から5年を超えない期間
破産・民事再生の官報情報:決定日から7年を超えない期間
CIC・信販会社・クレジット会社・自動車メーカー系クレジット会社などクレジット情報:契約期間中および契約終了後5年以内
申込情報:照会日から6か月間

※2026年8月時点の情報です。最新の登録期間については、各信用情報機関の公式情報をご確認ください。

参考:JICC「信用情報の内容と登録期間
全国銀行個人信用情報センター「センターの概要
CIC「信用情報開示報告書の見方

信用情報の登録期間や起算点は、債務整理の種類だけでなく、契約時期や登録される情報によって異なります。

たとえばJICCでは、2019年9月30日以前の契約では、情報の種類に応じて完済日や取引事実の発生日から登録期間が数えられます。

このように、登録時期や起算点は一律ではありません。「債務整理から○年たてば申し込める」と年数だけで判断せず、本人開示で現在の登録状況を確認することが重要です。

本人開示で信用情報の登録内容を確認できる

車ローンへ申し込む前には、本人開示を利用して現在の信用情報を確認できます。開示先は、検討しているローン会社が加盟する信用情報機関を基準に選びます。加盟先がわからない場合や複数種類のローンを比較する場合は、複数の信用情報機関で確認しましょう。

開示報告書では、主に以下の項目を確認します。

・契約の終了状況
・残高と完済日の記載
・入金状況や延滞情報
・異動情報の有無
・申込情報の登録日

信用情報機関によって開示報告書の項目名や表示方法は異なりますが、契約内容・残高・返済状況・申込みに関する情報などを確認できます。

登録内容に心当たりがない場合や事実と異なる場合は、まず情報を登録した会社へ問い合わせます。誤りが確認された場合は、登録情報の訂正・更新を申し出ましょう。

本人開示でわかるのは、信用情報機関に現在登録されている内容です。各ローン会社の審査基準や、車ローンに通るかどうか、否決された具体的な理由まで確認できる制度ではありません。

債務整理中・完済後に検討できる車の購入・利用方法

通常の車ローンが難しい場合でも、自社ローン・現金購入・カーリースなど、別の方法で車を購入・利用できる可能性があります。完済後で信用情報に延滞や異動などが見当たらない場合は、銀行系・ディーラー系の車ローンも候補です。

選ぶ際は、審査に通る可能性だけでなく、支払総額や契約条件なども比較する必要があります。車が必要だからと購入方法を急いで決めず、現在の信用情報と家計に合う方法を選びましょう。

銀行系・ディーラー系の車ローン

債務整理後に信用情報を確認し、延滞や異動などの情報が見当たらない場合は、銀行系やディーラー系の車ローンを検討できます。ただし、審査基準は各金融機関や信販会社で異なるため、「銀行系は必ず厳しい」「ディーラー系なら通りやすい」と一概には言えません。

銀行系ローンは、ディーラー系より低い金利が設定される傾向があり、支払総額を抑えやすい点がメリットです。一方、申込条件や審査基準は金融機関ごとに異なり、車の購入手続きとは別に申込みが必要になる場合があります。

一方、ディーラー系ローンは、販売店で車の購入手続きとあわせて申し込みやすい点がメリットです。ただし、銀行系ローンより金利が高い商品もあります。また、完済まで販売店や信販会社などに所有権が留保される契約では、売却や名義変更に一定の手続きが必要となります。

比較する際は、次の条件を確認してください。

・金利と支払総額
・頭金の要否
・返済期間
・所有権の扱い

条件を確認しないまま短期間に複数社へ申し込むのではなく、金利や申込条件を比較して候補を絞ることが大切です。

販売店が独自審査を行う自社ローン

通常の車ローンが難しい場合は、自社ローンを検討できる可能性があります。自社ローンは、主に中古車販売店と購入者が直接契約し、車両代金を分割で支払う仕組みです。金融機関や信販会社から借入れる一般的な車ローンとは契約形態が異なります。

審査方法は販売店によって異なり、現在の収入や支払能力などをもとに判断する場合があります。

ただし、自社ローンにも審査があるため、「審査なし」「誰でも利用できる」といった広告表現だけで申込先を決めるのは避けたほうがよいでしょう。

また、自社ローンは金融機関からの借入れではないため、金利0%と表示される場合があります。ただし、販売店によっては分割手数料などが発生するため、金利だけでは負担額を判断できません。

契約前には、以下の条件を比較しましょう。

・現金販売価格と分割購入時の価格
・手数料を含む支払総額
・頭金や連帯保証人の条件
・支払回数と月々の支払額

現金販売価格との差額や諸費用を含め、最終的な支払総額と契約条件を確認することが重要です。

借入れを避けるなら現金購入

ローン審査を受けずに車を購入したい場合は、現金で購入する方法があります。借入れを伴わないため、車の購入に関するローン審査は必要ありません。

ただし、現金購入では車両本体価格だけでなく、登録に必要な諸費用や税金なども購入時に用意する必要があります。債務整理後の返済を続けている場合は、生活費や返済資金まで車の購入に回さないことが重要です。

現金購入ではローンの金利負担を避けられる一方、手元資金が一度に減ります。購入後の生活費や急な出費に備える資金を残せる範囲で予算を決めましょう。「通勤などで車が必要でも、希望車種にこだわらず、価格を抑えた中古車も候補に入れるとよいでしょう。

購入にこだわらない場合はカーリース

車を所有することにこだわらない場合は、カーリースも選択肢の一つです。カーリースは、リース会社が所有する車を契約期間中に利用し、毎月のリース料を支払う仕組みです。車を分割購入するローンとは異なり、原則として車の所有者はリース会社です。

ただし、カーリースにも審査があり、債務整理中や返済中でも必ず契約できるとは限りません。また、月額料金に含まれる費用や利用条件は、会社・プランによって異なるため、契約前の確認が必要です。

契約前には、主に次の項目を確認してください。

・契約期間
・月額料金に含まれる費用
・走行距離の制限
・中途解約の条件
・契約終了時の精算

特に、中途解約や契約終了時の精算条件には注意が必要です。カーリースは原則として中途解約できず、解約時に解約料などが生じることがあります。また、走行距離の超過や車両状態などによって、契約終了時に追加精算が発生する場合もあります。

月額料金だけで判断せず、利用期間全体の費用と返却条件まで確認しましょう。

債務整理中・完済後は連帯保証人を付ければ車ローンに通る?

車ローンによっては、審査結果に応じて連帯保証人を求められる場合があります。ただし、連帯保証人を付ければ必ず審査に通るわけではありません。

連帯保証人を付けられるかどうかや、求められる条件はローン商品によって異なるため、申込先の条件を確認することが大切です。

審査結果によって連帯保証人を求められる場合がある

ローン商品によっては、審査結果に応じて連帯保証人を求められる場合があります。ただし、どのような条件を連帯保証人で補えるかは申込先によって異なります。

連帯保証人自身にも、安定した収入や返済能力、信用情報などの条件が求められることがあります。連帯保証人を付けられるか、どのような条件があるかは申込先へ確認しましょう。

本人の信用情報や連帯保証人の条件によっては審査に通らない

連帯保証人を付けても、本人の信用情報や返済能力などによっては車ローンの審査に通らない場合があります。本人の信用情報に延滞や異動などの情報が残っている場合も、連帯保証人がいるだけで審査への影響を補えるとは限りません。

また、連帯保証人側の収入や借入状況、信用情報などによっても審査結果は変わります。連帯保証人を探すだけでなく、借入額や車両価格を見直すことも検討しましょう。

車ローン審査に向けて申込条件を整理しよう

車ローンへ申し込む前には、審査に通る可能性だけでなく、購入後も無理なく返済を続けられるかを確認する必要があります。

信用情報の状態と現在の家計を確認したうえで、申込条件を整理することが重要です。

まず本人開示の内容から申込時期を判断し、次に収入・頭金・車両価格から借入額を決めます。最後に、債務整理後の返済状況や車の維持費まで含めて月々の支払額を確認すると、無理のない申込みにつなげやすくなるでしょう。

信用情報の登録状況から申し込む時期を決める

本人開示で延滞や異動などの情報が確認できる場合は、通常の車ローンへすぐ申し込むのではなく、現在の登録状況を踏まえて申込時期を判断しましょう。

信用情報の照会を伴う申込みを重ねると、申込み情報や照会履歴に関する記録がその都度登録されます。そのため、審査結果だけを確かめる目的で複数社へ次々に申し込むのは避けたほうがよいでしょう。

申込時期を判断する際は、主に以下を確認します。

・開示報告書に記載された契約、支払情報
・延滞や異動などの情報が残っているか
・直近の申込履歴

一般的な登録期間が終わる時期だけを目安にせず、本人開示で延滞や異動などの情報が現在も残っているかを確認することが重要です。

車がすぐに必要で、通常の車ローンを待つのが難しい場合は、自社ローンや現金購入など、前章で紹介した別の方法も比較対象に入れてみましょう。

収入・頭金・車両価格から借入額を決める

借入額は、希望する車種の価格から決めるのではなく、無理なく返済できる金額から逆算することが重要です。借入額を抑えても審査通過が保証されるわけではありませんが、返済負担は小さくできます。

借入希望額は、車両本体価格だけでなく購入時の諸費用も含めて考えます。基本的には、以下の項目で整理すると把握しやすくなるでしょう。

・車両本体価格
・購入時の諸費用
・頭金
・下取り額(現在の車を下取りに出す場合)

借入希望額は、「車両本体価格+購入時の諸費用-頭金-下取り額」を目安に考えます。

なお、諸費用を借入対象にできるかはローン商品によって異なるため、申込先の条件を確認してください。頭金を増やすか、車両価格を下げれば借入額が減り、毎月の返済額も抑えやすくなります。

まず無理なく返せる金額を考え、その範囲で購入予算と借入額を決めましょう。

債務整理の返済と維持費を含めて月々の支払額を決める

月々の支払額は、車ローンの返済額だけではなく、債務整理後の返済や車の維持費も含めて考える必要があります。ローンの返済額だけなら支払えそうでも、保有後の費用まで加えると家計を圧迫する場合があるためです。

月単位では、主に以下の費用を見積もります。

・任意保険料
・駐車場代
・燃料代
・税金、車検、修理費の積立額

税金や車検のように毎月発生しない支出も、あらかじめ必要な金額を見込んでおくと負担を把握しやすくなります。債務整理後の返済や車の維持費を支払っても、生活費や急な出費に備える予備費を確保できる範囲で、車に使える月額を決めましょう。

支払いに余裕が残らない場合は、車両価格や借入額を見直しましょう。審査に通る金額ではなく、購入後も無理なく払い続けられる金額を基準にすることが重要です。

債務整理中・債務整理後の車購入は購入予算を確認して販売店に相談しよう

債務整理中・債務整理後に車を購入したい場合は、まず信用情報と現在の返済状況を確認し、通常の車ローンへ申し込める段階か、別の購入方法を検討すべき段階かを判断することが大切です。

通常の車ローンが難しい場合でも、自社ローンや現金購入、カーリースなどを利用できる可能性があります。

信用情報・購入予算・支払可能な月額を整理し、返済状況や希望する車両価格とあわせて販売店へ相談しましょう。利用できる購入方法や無理なく支払える条件を確認することが重要です。

ファンカーズでは、過去の信用情報だけで判断せず現在の収入や返済能力を重視して審査しています。LINEやWebから問い合わせが可能で、Webでは仮審査も申し込めます。

債務整理後の車購入に不安がある方は、まずはファンカーズへ相談してみてください。

監修者
家田浩二

家田 浩二

株式会社ファンカーズ 代表取締役

「過去ではなく、現在と未来を見る」という理念のもと、自社ローンを活用した車の購入サポートを展開。金融事故や信用不安を抱える方でも愛車を手にできる環境づくりに取り組み、車を通じた社会的信用の回復を全力でサポートしている。

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