遠隔操作できる人型ロボット=操縦者の動きに連動-トヨタが開発

トヨタ自動車は2017年11月21日、離れた場所にいる操縦者と同じ動きをする人型ロボットを開発したと発表した。高感度センサーなどによる関節の制御により、人間のようなしなやかな動きを可能とした。東京ビッグサイトで11月29日から12月2日まで開かれる国際ロボット展に出展した。
新型ロボット「T-HR3」には、トルクを制御する「トルクサーボモジュール」と、直感的に操縦できる「マスター操縦システム」の採用により、操縦システムを装着した人の動きがロボットに伝わり、ロボットの全身を直感的に操ることが可能となった。操縦者は頭部に着けたディスプレーによってロボットのカメラが映す立体映像をリアルタイムに確認が出来る。
「T-HR3」は、全身の関節が29カ所あり、32軸と両手の10指の可動部がある。関節29カ所には、高感度のトルクセンサーや減速機などをコンパクトに一体化した「トルクサーボモジュール」を採用し、ロボットの関節を柔軟に制御することで、しなやかな動きを実現する。また、「マスター操縦システム」にも「トルクサーボモジュール」を16か所に配置している。
関節に柔軟性を持たすことでやわらかく受け流し、人、物などを傷つけることなく、安全・確実に作業することができる。そして、ロボットが外から受ける力を操縦者に伝えることもできる。さらに、周囲の人や物などに接触してもバランスを維持できる全身協調バランス制御を実現。
「T―HR3」の身長は1540mm、重量75kg。「マスター操縦システム」のサイズは、全長1500mm、全幅850mm、全高1450mm、重量は170kg。

