ランドローバー、タフで走破性が高くラグジュアリーな『DEFENDER OCTA』公開・・日本へは220台を導入

ジャガーランドローバーは、7月3日に新型『DEFENDER OCTA(ディフェンダー オクタ)』を発表した。
日本市場には、『DEFENDER OCTA』を130台、生産初年度のみの設定となる「EDITION ONE」を90台の計220台を導入。予定価格は、『DEFENDER OCTA』が2037万円、『DEFENDER OCTA EDITION ONE』が2224万円。

『DEFENDER OCTA』は、「DEFENDER 110」の能力を引き上げ、4×4ファミリー史上最もタフで最も走破性が高く、最もラグジュアリーな新たなヒーローモデル。6Dダイナミクスサスペンションをはじめとする革新的なテクノロジーを採用し、大幅に改良したシャシー・コンポーネントにより、ダイナミックな走破能力を新たな高みに押し上げられている。
『DEFENDER OCTA』のエクステリアは、過去最大の33インチ径のタイヤを装着するためにホイールアーチを拡大。車高を上げ、スタンスを広げたことでこれまで以上に大胆かつタフなスタイルとなった。ボンネット下に多くの空気が流れるようにした独自のグリルデザイン、4本出しのアクティブエキゾーストシステムを組み込んだ新しいリアバンパー、グラファイト仕上げのアルミニウム合金フロントアンダーシールドを含む強靭なアンダーボディプロテクションも特別に装備。加えて過酷な環境下でもボディを保護し、特徴的なシルエットと洗練されたサーフェスを際立たせるマットプロテクティブフィルムもオプションで選択可能としている。さらに、渡河水深は、最大1mに進化し、従来型を上まわる。ボディカラーは、「ペトラカッパー」「フェローグリーン」の専用プレミアムメタリック仕上げを新たに追加し、「カルパチアングレイ」「シャラントグレイ」と合わせて全4色を展開。

生産初年度のみ設定される『DEFENDER OCTA』のタフさとラグジュアリーを象徴する限定グレード「EDITION ONE」は、専用装備として、新たなボディカラーの「フェローグリーン」を設定。カーキとエボニーのUltrafabrics PU、シームレスニットのインテリア、チョップドカーボンファイバーの新しいディテール、20インチ鍛造アロイホイール、オールテレーンタイヤなどを装着している。チョップドカーボンのディティールは、ボンネットの「DEFENDER」スクリプトやフェンダーベントサラウンド、ボンネットベントサラウンドに加え、フロントシートの背面、センターコンソールのトリムにも採用されている。

インテリアは、従来のレザーより30%軽量化し、耐久性に優れたUltrafabrics PUを2種類用意。カーキとエボニーのデュオトーン、ニットテキスタイルで還元的かつシームレスに仕上げたシートは、「EDITION ONE」では標準装備となる。通常の『DEFENDER OCTA』インテリアは、新たなバーントシエナカラーのセミアニリンレザーに、エボニーのKvadratテキスタイルトリムの組み合わせを標準装備。ライトクラウド/ルナのUltrafabrics PU、もしくはエボニーのセミアニリンレザーも選択可能となる。フロントシートは、サポート力に優れボルスターと、一体型のヘッドレストを備えた新型パフォーマンスシートを採用。さらに、初採用となるオーディオ技術「ボディ&ソウルシート」により没入型の音楽体験を楽しめるとともに、6種類のウェルネスプログラムも利用可能となっている。

パワートレーンは、最高出力635PS、最大トルク750Nm(ダイナミックローンチモード使用時のエンジンとMHEVの合計トルクは800Nm)を発生するV型8気筒4.4リッターツインターボガソリンエンジン(MHEV)と、ハイレンジからローレンジまでをカバーする8速ATを搭載。0-60mph加速は、3.8秒(0-100km/h加速4.0秒)を実現。また、22インチの軽量アロイホイールと、オールシーズンタイヤを選択すると最高速は、250㎞/hに達する。

『DEFENDER OCTA』は、『DEFENDER 110』と比較して車高が28mm高く、スタンスが68mm広くなっていることで、優れた最低地上高と安定性を確保。より長く強化されたウィッシュボーンや独立したアキュムレーターを持つ独自のアクティブダンパーなど、改良版サスペンション・コンポーネントにより、オフロードではホイールアーティキュレーションを最大化し、オンロードではロールを抑え、いかなる路面においても信頼感と制御性を確保。ブレンボ製キャリパーを備えた400mm径のフロントディスクブレーキと、従来型よりもクイックなステアリングレシオにより、俊敏かつ正確な応答性も備えている。また、油圧連動の連続可変セミアクティブダンパーの先進的なネットワークは、オンロードでのピッチと車体のロールを実質的に排除し、6Dダイナミクスサスペンションシステムも快適性と洗練性の実現に貢献。悪路では、6Dダイナミクスサスペンションがより大きなホイールアーティキュレーションを可能にし、過酷な障害物にも対応できる。

また、どの路面を走行しているのかを自動的に検知し、それに合わせてダイナミックセッティングを最適化。デフォルト設定のコンフォートモードに加えダイナミックモードでは、ステアリングに配置した透明なシグネチャーロゴボタンを一度押すだけで、車両のステアリングやアクセル、サスペンションのセッティングを調整し、オンロードでのパフォーマンスに特化した究極の体験を提供する。さらに、ボタンを長押しするとディフェンダー初のオフロード走行時のパフォーマンスに特化し、究極のコントロール性能とドライバーの信頼性を確保するために特別に開発された専用モード「OCTAモード」にアクセス可能。OCTAモードでは、滑りやすい緩い路面での最適な加速を実現するオフロードローンチモードも使用できるほか、トラクションコントロールの設定をTracDSCまたはDSCオフにすると、独自のオフロードABSキャリブレーションが作動し、滑りやすい路面での最適なブレーキ性能を発揮するとしている。