日野、新型『セレガ』ZFの流体式リターダー「Intarder」搭載12段AMT「TraXon 2」採用

2026.09.24

ZFは、日野自動車が2026年に発売したプレミアム観光バスの最新モデル『セレガ』に、長距離旅客輸送における運転快適性と安全性の向上を図りつつ、スムーズで効率的な車両運行を実現するZFの12段AMT「TraXon 2 Coach」を日野自動車として初採用したと発表。また、ブレーキ技術やサスペンション技術、先進運転支援システムを支える各種コンポーネントも供給しているほか、日野自動車といすゞ自動車の合弁会社であるJ-BUSを通じて、いすゞの新型『ガーラ』にも採用されている。

新型『セレガ』には、最新世代のオートマニュアルトランスミッション(ATM)「TraXon 2」と、流体式リターダー「Intarder」との組み合わせを採用。12速AMTには、ZFが独自開発した電子制御ユニットとシフトアクチュエーターを搭載し、最適なギア選択と高精度な変速制御を実現。さらに、スムーズな加速特性により運転時の快適性と乗車時の快適性を両立している。

大型トラックおよび観光バス向けAMTシリーズの最新世代モデルとなる「TraXon 2」は、次世代マイクロプロセッサーと統合セキュリティモジュールを搭載し、演算処理能力の向上とサイバーセキュリティ機能の強化の両立も実現。また、包括的なソフトウェアパッケージやブレーキ連携機能により、トランスミッションの性能と効率をさらに向上。「TraXon 2」は、用途や運行条件に応じて従来世代の「TraXon」と比較して最大1.7%の燃料消費量およびCO2排出量の削減を実現。また、トランスミッションに統合された流体式の補助制動装置で、限られた搭載スペースにも対応しつつ、エンジン回転数に依存しない強力な補助制動力を発揮する流体式リターダー「Intarder」を組み合わせることも可能。長い下り坂や高速走行時においても安定した減速性能を提供し、安全で快適な運行をサポートする。また、サービスブレーキの使用頻度を最大90%削減できるため、メンテナンスコストの低減に加え、ブレーキダスト排出量の削減にも貢献する。

新型『セレガ』には、ドライブライン以外にも電子制御ブレーキシステム、電子制御ショックアブソーバー制御によって走行状況に応じた減衰力を実現する連続減衰力制御、電子制御エアサスペンションシステム「OptiRide ECAS」など、ZFの技術が多数採用され、ZFの包括的なシステム開発力によって車両の走行安定性および乗り心地の向上に寄与。また、車両の先進運転支援システムにも技術を提供。新型『セレガ』には、ZF製の近距離レーダーセンサーが搭載されており、左折時の自転車や歩行者の巻き込み防止として検知・警報する側方死角情報システム、死角エリアの接近車両を検知・警報する死角警報、前方交差交通警報などの機能をサポートしている。

監修者
家田浩二

家田 浩二

株式会社ファンカーズ 代表取締役

「過去ではなく、現在と未来を見る」という理念のもと、自社ローンを活用した車の購入サポートを展開。金融事故や信用不安を抱える方でも愛車を手にできる環境づくりに取り組み、車を通じた社会的信用の回復を全力でサポートしている。

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