自社ローンは審査なしで利用できる?通りやすい理由と審査で見られるポイントを解説

2026.07.29

「また審査に落ちたらどうしよう」

「自分はもう自動車ローンを組めないのでは」

このような不安を抱えてはいませんか。

過去に携帯料金やクレジットカードの支払いを延滞した経験があると、車のローン審査に不安を感じてしまうものです。

そんなとき車を購入する選択肢のひとつとなるのが、自社ローンです。自社ローンは完全な「審査なし」ではありませんが、販売店が独自の基準で審査するため、過去に滞納歴や審査落ちがあっても利用できる可能性があります。

この記事では、自社ローンの審査が通りやすい理由や、審査で見られるポイント、審査に落ちた場合の対処法について解説します。車のローンに不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

自社ローンは「審査なし」って本当?

完全に「審査なし」で通る自社ローンは、実は存在しません。ただし、審査の通過率が高いのは事実です。

絶対に通る保証はありませんが、銀行ローンやディーラーローンと比べると、通過できる可能性は大きく高まります。まずは、その実態を正しく知ることから始めましょう。

ここでは、自社ローンの審査通過率の実態と、一般的なオートローンとの違いを解説します。

自社ローンの審査通過率は一般的に90%前後

自社ローンの審査通過率は、各社の公表値でおおむね90%前後といわれています。なかには99%以上を掲げる販売店もあります。この数字だけを見ると、「本当に審査なしなのでは」と感じるかもしれません。

一方、銀行や信販会社が扱う一般的なオートローンの審査通過率は、各社非公開のため正確な数字はわかりません。ただし、信用情報や勤続年数も確認されるため、過去に延滞歴がある場合は審査に影響する可能性があります。

そのため、過去の信用情報に不安がある方は、自社ローンの方が審査に通る可能性が高いといえるでしょう。

とはいえ、自社ローンも申し込めば必ず通るわけではありません。本人確認や収入の確認で審査に落ちるケースもあります。

例えば、収入が不安定で継続的な支払いが難しいと判断された場合や、申告内容に事実と異なる点があった場合などは、自社ローンであっても通過が難しくなります。

「審査なし」という言葉を鵜呑みにせず、通過率が高いローンとして理解しておきましょう。

自社ローンと一般のオートローンの違い

なぜ自社ローンは、他のローンより通りやすいのでしょうか。理由を知るために、まずは銀行系マイカーローン、ディーラーローン、自社ローンの違いを比較してみましょう。

ローンの種類概要審査主体主な審査基準審査の通りやすさ(目安)金利・手数料の目安審査スピード
銀行系マイカーローン銀行・信用金庫・ネット銀行が提供するローン。銀行・保証会社年収・雇用形態・勤続年数・信用情報(過去の滞納歴・他社借入)を厳しくチェック。最も厳しい。信用情報に延滞などの記録がある場合はほぼ通らない。金利1〜5%程度数日〜1週間程度
ディーラーローンカーディーラーが提携する信販会社が提供するローン。信販会社年収・雇用形態・勤続年数・信用情報をチェック。ただし銀行より基準は緩やか。車両が担保になるため審査は通りやすい。銀行より通りやすいが、信用情報に延滞などの記録がある場合は通らない。金利3〜10%程度最短即日〜数日
自社ローン中古車販売店が直接提供する分割払いの仕組み。厳密にはローン(金融商品)ではなく割賦取引に近い。販売店独自現在の収入と支出のバランスを中心に審査。信用情報機関への照会なし。過去の滞納・自己破産歴は原則不問。最も通りやすい。各社公表値で90%前後〜99%以上金利0%(分割手数料が車両価格の10〜20%程度かかる場合が多い)最短即日
※2026年7月時点の情報です

上記のように、自社ローンは信用情報を照会しない分、過去の滞納歴や自己破産歴があっても通過しやすい仕組みです。ただし金利が0%でも分割手数料がかかる場合が多く、選べる車種が限られることもあるため、事前に確認しておきましょう。

自社ローンの審査が通りやすい理由

談笑する販売員と客

自社ローンの審査が通りやすいことには、理由があります。信販会社を通さず販売店が独自に審査し、過去の信用情報よりも現在の支払い能力を重視する傾向があるためです。

ここでは、信販会社を通さない独自審査の仕組みと、過去の信用情報が参照されない理由を解説します。

信販会社を通さない独自審査を採用している

一般的なオートローンは、銀行や信販会社、保証会社などが審査を行い、CIC(クレジットカードやローンの信用情報を管理する機関)やJICC(消費者金融や信販会社の信用情報を管理する機関)などの信用情報機関に照会します。

過去にローンやカードの支払いを延滞していると、この照会で記録が見つかり、審査に通りにくくなります。

一方、自社ローンは販売店と顧客が直接契約を結ぶ仕組みです。信販会社を挟まないため、信用情報機関への照会そのものが発生しません。

一般的な自動車ローンとは審査主体が異なるため、販売店ごとの独自基準で判断される点が特徴です。

過去の信用情報より現在の支払い能力を重視する

自己破産や任意整理などの債務整理、クレジットカードや携帯電話端末代の延滞の経験があっても、自社ローンを利用できる場合があります。

自社ローンが重視するのは、過去の返済状況ではなく、今の収入で無理なく支払いを続けられるかどうかです。延滞歴があっても、収入が回復し、支払いを続けられる状態であれば、審査で不利になりにくいのです。

「過去のことより、今の状況を見てもらえる」という点は、審査に不安を抱える方にとって心強いポイントといえるでしょう。

審査に不安がある人も自社ローンの審査に通る可能性があるケース

「過去に審査へ落ちた」「延滞歴がある」「正社員ではない」といった不安があっても、自社ローンを利用できる可能性はあります。

ここでは、審査に不安がある人でも自社ローンに通る可能性があるケースを、状況別に紹介します。

他社の審査に落ちていても現在の支払い能力に問題がない

他社のローン審査に落ちた経験があっても、今の収入で無理なく支払いを続けられる状態であれば、自社ローンの審査に通る可能性は十分にあります。

一般的な自動車ローンでは、信用情報や収入、勤続年数、他社からの借入状況などをもとに審査されます。

一方、自社ローンは販売店独自の基準で判断するため、他社で審査に落ちた結果だけで利用できないと決まるわけではありません。

他社で審査落ちした経験があっても、まずは相談してみることをおすすめします。

過去に滞納歴があっても現在は支払いを続けられる

携帯料金やクレジットカードの滞納歴があっても、今は安定して支払いを続けられる状態であれば、自社ローンの審査を通過できる可能性があります。滞納歴は信用情報に記録されますが、自社ローンではこの記録を参照しないケースがほとんどだからです。

滞納から一定期間が経ち、収入が安定していれば、審査の判断はより有利になります。過去の情報より、今の状況を重視してもらえる点は、自社ローンならではの特徴です。

自己破産・債務整理後も安定した収入がある

自己破産や任意整理、個人再生などの債務整理の経験があっても、現在の収入や支払い状況によっては、自社ローンを利用できる可能性は十分にあります。債務整理の手続き中である場合は、まず販売店に個別に相談してみましょう。

免責決定を受けてからの期間や、現在の収入の状況によって判断は変わりますが、「債務整理をしたから車のローンはもう組めない」と決めつける必要はありません。今の収入状況を整理しておくと、相談の際に話がスムーズに進みます。

正社員ではなくても継続した収入がある

正社員でなくても、継続した収入があれば、自社ローンの審査に通る可能性は十分にあります。審査で重視されるのは雇用形態ではなく、「継続して収入があるかどうか」だからです。

パートや派遣、自営業でも、安定した収入があれば審査の対象になります。

例えば、派遣社員として同じ職場で働き続けている場合や、自営業として安定した売上を確保できている場合も、審査の対象になります。自営業の方は確定申告書、パートや派遣の方は給与明細など、収入を証明できる書類を準備しておくと審査がスムーズです。

自社ローンの審査で見られるポイント

商談する販売員と客

自社ローンに「通る可能性がある」とわかったら、次に気になるのは審査で具体的に何を見られているかではないでしょうか。自社ローンは「審査なし」ではなく、販売店が独自の基準で審査を行います。

ここでは、審査で実際に見られる4つのポイントを紹介します。

現在の収入と支出のバランス

自社ローンの審査でまず確認されるのは、毎月の手取り収入に対して、ローンの支払い額が無理のない範囲に収まっているかどうかです。

支払いに無理のない金額は、手取り月収の2割程度がひとつの目安とされることがあります。例えば、手取り月収が22万円の場合、手取りの2割にあたる4万4,000円程度が、月々の支払い額を考える際のひとつの目安です。

ただし、これは審査に通りやすい割合を示すものではありません。家賃や生活費、他のローンの返済額によって、実際に支払える金額は異なります。

今の生活の中で無理なく払い続けられるかという視点で判断されるため、収入の高さよりも支払いとのバランスが重視されます。

車の購入後には、駐車場代や任意保険料、燃料費などの維持費もかかります。自社ローンを申し込む際は、今の生活を維持しながら支払いを続けられるかを確認しましょう。

安定した収入があるかどうか

正社員、パート、派遣、自営業など雇用形態に関わらず、収入が継続して得られていれば審査を通過する可能性があります。重視されるのは雇用形態そのものより、収入の安定性です。

勤続年数が短い場合でも、「同じ職種で働き続けている」「収入が右肩下がりになっていない」など、今後も収入が続く見込みがあれば、相談できる可能性があります。

審査をスムーズに進めるためにも、給与明細や確定申告書など、収入を証明できる書類をあらかじめ準備しておきましょう。

他の借入状況

すでに他のローンやクレジットカードの残債がある場合、毎月の支出が増える分、審査に影響することがあります。

見られているのは、今の手取り収入から他の支払いを差し引いたうえで、無理なくローンの支払いを続けられるかどうかです。他のローンの残債が多い場合は、申し込み前に完済を進めておくと、無理のない支払い計画を立てやすくなります。

申し込みの際は、おおよその返済額をリストアップしておくと、相談の際にも話を進めやすいでしょう。

頭金・保証人の有無

頭金を用意すると、月々の支払い額が下がるため、審査に通りやすくなることがあります。希望する車両価格では負担が大きい場合も、頭金を入れることで支払い計画を調整できるでしょう。

保証人を立てられる場合、審査結果によって契約条件の調整につながることがあります。

ただし、頭金なし・保証人なしに対応している販売店も多いため、無理に用意する必要はありません。まずは希望する条件で販売店に相談してみましょう。

自社ローンの審査に落ちた場合の対処法

資料を見ながら相談する販売員と客

万が一、自社ローンの審査に落ちてしまっても、そこで諦める必要はありません。条件を少し見直すだけで、結果が変わることもあります。

ここでは、自社ローンの審査に落ちた場合に試したい4つの対処法を紹介します。

別の販売店に申し込んでみる

自社ローンの審査基準は、販売店ごとに異なります。ある販売店では収入面を重視し、別の販売店では頭金の有無を重視するなど、基準に差があるのです。1社の審査に落ちても、別の販売店では通過できるケースは珍しくありません。

複数の販売店に相談してみることで、自分に合う条件が見つかる可能性も高まります。1回落ちたからといって、そこで選択肢を閉じてしまうのはもったいないことです。

頭金を用意して再挑戦する

頭金を用意すると、月々の支払い額が下がり、審査に通りやすくなることがあります。

一度目の審査で「支払い額に対して収入がやや心もとない」と判断された場合、頭金によって月々の負担を下げることで、審査結果が変わることもあります。

まずは、頭金の有無や必要な金額の目安を販売店に確認したうえで検討するとよいでしょう。

車両価格を下げて申し込む

より価格の低い車両を選ぶことで、月々の支払い額を抑えることが可能です。支払い額が下がれば、審査に通過する可能性も高まります。

例えば、当初希望していた車両価格が予算より高く審査が通らなかった場合でも、年式や走行距離の条件を見直し、価格帯を下げて再度申し込むことで、通過につながるケースも少なくありません。

販売店に現在の収入や支出を伝えたうえで、月々の支払い額を無理なく続けられる車両があるかを相談してみましょう。

仮審査で事前に確認する

本審査の前に、仮審査を受けておくのもおすすめです。仮審査では、実際に申し込みをする前に、審査に通る見込みがあるかどうかを確認できます。

LINEや電話で気軽に仮審査へ申し込める販売店も多く、来店せずに試せる点も安心です。氏名や連絡先、希望する車両価格、おおまかな年収などを伝えるだけで結果がわかる場合もあり、時間もそれほどかかりません。

まずは仮審査で、自分の状況を確認してみましょう。

自社ローンは審査なしではないため支払える金額を確認して販売店に相談しよう

自社ローンは、完全な「審査なし」ではありません。しかし、過去の信用情報よりも今の収入を重視する独自審査のため、一般的なオートローンよりも通過しやすい仕組みになっています。過去に滞納歴や自己破産の経験をした人でも、今の収入が安定していれば、利用できる可能性があります。

まずは、毎月の手取り収入と固定支出、他社への返済額を整理し、無理なく支払える金額を確認してみましょう。金額の目安が見えてくると、どのくらいの車両価格であれば審査が通りやすいかも把握しやすくなります。そのうえで、気になる販売店に相談することをおすすめします。

ファンカーズでは、LINEで気軽に仮審査を申し込めます。来店せずに、自社ローンを利用できる可能性や希望条件について相談できる点も安心です。「また審査に落ちたらどうしよう」と一人で抱え込まず、まずは気軽にご相談ください。

監修者
家田浩二

家田 浩二

株式会社ファンカーズ 代表取締役

「過去ではなく、現在と未来を見る」という理念のもと、自社ローンを活用した車の購入サポートを展開。金融事故や信用不安を抱える方でも愛車を手にできる環境づくりに取り組み、車を通じた社会的信用の回復を全力でサポートしている。

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