日産自動車は、7月16日に16年ぶりとなるフルモデルチェンジの新型『エルグランド』を発売した。4WD仕様の2グレードのみの設定。価格は、「X e-4ORCE」が689万7000円、「G e-4ORCE」が757万9000円。
新型『エルグランド』の外観は、リニアなスピード感と威風堂々としたたたずまいが融合した唯一無二のジャパンフラグシップモデルにふさわしいデザインを実現。フロントグリルは、日本の伝統工芸である組子をモチーフとし、シグネチャーランプへと連続したしつらえとしたほか、横一文字のリアコンビネーションランプにも同じ組子パターンを配している。また、軽量化を追求したホイールは、樹脂フィニッシャーを用いることでアルミホイールだけでは表せない日本の伝統工芸的な緻密さを表現。外装色は、富士の黎明な一瞬を切り取った自然美を表現した「FUJI DAWN(フジドーン)」と、日本で古来より高貴さや格式の高さを象徴する色から着想した「至極(シゴク)」を新色として採用し、この2色を組み合わせたプレミアム2トーン1種類と、「至極」「プリズムホワイト」「ダークメタルグレー」「ミッドナイトブラック」のモノトーン4種類の全5色を設定している。









内装は、先代から大幅に拡大するなど、特別なプライベートラウンジのような空間を目指して開発。室内スペースは、1列目から3列目にかけてアイポイントが高くなるシアターレイアウトを採用。さらに、ゼログラビティシートを全席に採用し、2列目シートは大人でも寝返りをうてるほどの十分な幅広さを確保。助手席と2列目左右席の3席でオットマンの同時使用を可能にしたことで、長時間の乗車を快適にサポートする。2列目シートは、シートバック上部のみリクライニング可能な「デュアルリクライニング」を装備。3列目シートには、前方と後方の2か所で跳ね上げ格納できるマルチアップのシートを採用し、荷室と居住性のバランスを用途に合わせて変更できるようにした。シート素材には、テーラーフィットを使用し、「X e-4ORCE」に設定の「ダーク」のほか、「G e-4ORCE」に設定した薄明の空が雪を染める美しさを表現した「銀雪(ギンセツ)」、日本の美意識に息づく、気高さを象徴する紫と青があしらわれた「紫檀(シタン)」の合計3種類のバリエーションを用意。また、外観の組子パターンと統一感を持たせたキルティングをドアトリムに施した。インストルメントパネルには、木目調パネルと一体化したシームレスな静電式スイッチに加え、センターディスプレイとメーターディスプレイに国内モデルとしては初となる14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイを採用。加えて、乗員を包み込むようにドアにかけて連続的につながる最大64色の設定ができる間接照明も装備。センターコンソールには、スマホ2台を同時に充電でき、最新のQi2.0規格に対応したワイヤレス急速充電器のほか、後席用にティッシュボックスを収納可能な大容量のリアボックスを設定。加えて「BOSE 22スピーカープレミアムサウンドシステム」を採用し、没入感あふれる3Dサラウンド再生により、映画館にいるような車内音響空間が広がる。荷室は、開口地上高を下げつつ、バックドアの開口高さと開口最大幅を拡大し、大きな荷物の出し入れをしやすくしたほか、7名乗車の状態でも機内持ち込みサイズのスーツケースを7個積載可能とし、旅行や出張の際にも余裕のあるスペースを確保。オートバックドアスイッチは、従来のバックドア中央部に加え、車体後方両側(Dピラー)にも配置し、車体後方のスペースが限られている際の荷物の出し入れ時にもバックドアを任意の位置で停止できる。また、100V AC電源(1500W)を3つ装備し、アウトドアにおける家電製品の使用や災害時などの非常用電源としても利用可能。後席スライドドア開口部には、小さな子供でも足を大きく上げずに乗車できるステップに加え、大型の乗降用グリップも備えており、幅広い年齢層がスムーズに乗り降りできるように配慮。さらに、スライドドアが半分だけ開くハーフオープン機能を備え、悪天候時の乗降や荷物の積み下ろしの際に、雨などの侵入を防げるとしている。









新型『エルグランド』に搭載される第3世代「e-POWER」は、新たな専用設計により効率を高めた発電特化型エンジン「ZR15DDTe」と、モーター、発電機、インバーター、減速機、増速機の5つの主要部品を1つにまとめた「5-in-1」のe-POWER電動ユニットで構成。新しい制御技術も導入し、静粛性と燃費性能を大幅に向上させ、WLTCモード燃費は、16.8km/Lを達成。また、100%モーター駆動によりプレミアムミニバンにふさわしい力強く上質な走りを両立。プラットフォームは、先代から大幅に改良して進化させ、高剛性ボディと徹底した遮音構造によって静かで快適な乗り心地を実現。あらゆるシーンで走行性能を飛躍的に向上させる電動駆動4輪制御技術の「e-4ORCE」もさらに進化させ、日常シーンでは走り出しや減速による車体の揺れを抑え、スムーズで快適な乗り心地を両立。さらに、従来のモーターとブレーキの統合制御に加え、リアモーターのトルクを積極的に活用することで、より気持ちのいいコーナリングを実現。また、走行シーンに応じて4輪の減衰力を可変する「インテリジェントダイナミックサスペンション」により、車体の揺れを抑えて落ち着いた挙動を実現。さらに、停止直後の車両の揺れを抑え、乗員の姿勢変化を低減するように補助する「スムースストップ機能」により、停止時に細かいブレーキ操作をすることなくスムーズな停車を実現。「アクティブノイズコントロール」は、世界初となるエンジンからの騒音に加えてロードノイズも低減する機能により、高い静粛性を実現。また、燃費走行をサポートする「エコ」、加速力や乗り心地などのバランスが取れた「スタンダード」、力強い加速感、ライントレース性をより高めたハンドリングでワインディングなどの走行がより楽しめる「スポーツ」、同乗者に快適で上質な移動空間をもたらす「コンフォート」、雪道などの滑りやすい路面でも安心な「スノー」、好みの特性にカスタマイズできる「パーソナル」の計6つのドライブモードを備えることで、シーンに応じた最適な走行を実現する。

先進運転支援システムでは、高速道路での運転を支援する「プロパイロット」を、X e-4ORCEに「プロパイロット」、G e-4ORCEに渋滞時にハンズオフが可能な「プロパイロット(ナビリンク機能、渋滞時ハンズオフモード、車線変更支援機能付き)」を標準装備。また、X e-4ORCEには、「プロパイロット(ナビリンク機能、渋滞時ハンズオフモード、車線変更支援機能付き)」、G e-4ORCEには「プロパイロット2.0」を、それぞれオプション設定としている。この「プロパイロット(ナビリンク機能、渋滞時ハンズオフモード、車線変更支援機能付き)」は、新たに渋滞時に50km/h以下のスピードでハンズオフ走行が可能となったほか、ドライバーによるウインカー操作で車線変更支援(60km/h~)を行なう機能が追加されている。さらに、メモリー機能付きの「プロパイロットパーキング」は、記録した駐車位置に近づくとボタン1つでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する。そのほかにも、加減速を繰り返すシーンでも車間を一定に保ち、先行車両に合わせて減速し、停止までをサポートする「インテリジェントディスタンスコントロール(ナビリンク機能付き)」がドライバーの負担を軽減。加えて、「インテリジェントアラウンドビューモニター」は、交差点などで運転席から死角になる前方の左右が見えるようにサポートする「フロントワイドビュー」、サイドミラーを閉じた状態で車両側面後方を映し、駐車をサポートする「ミラークローズビュー」、車両の周辺状況を3D映像でより直感的に確認可能な「3Dビュー」の表示機能を搭載し、ドライバーの運転をサポートする。
新サービスが追加された「NissanConnectインフォテイメントシステム」は、Googleを搭載することで「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に対応し、多彩な情報とエンターテインメントにシームレスにコネクト可能になった。また、ドアの施錠し忘れやハザードランプの消し忘れ、窓の閉め忘れをスマホに通知する「し忘れアラート」、クルマへの衝撃などの異常を検知すると、クルマ周辺を撮影してスマホに通知する「リモートフォトショット」にも対応。さらに、エルグランドを含む第2世代NissanConnectサービス会員向けに、家族など大切な人の運転状況をスマホへリアルタイムに通知し、安全なドライブをサポートする新サービス「みまもりドライブ」を追加。運転中のクルマがあらかじめ設定したエリアへの出入りを検知した際や、設定した制限速度を超過した場合などに通知が届くため、日々の運転をアプリ経由で見守れるとした。
家田 浩二
株式会社ファンカーズ 代表取締役
「過去ではなく、現在と未来を見る」という理念のもと、自社ローンを活用した車の購入サポートを展開。金融事故や信用不安を抱える方でも愛車を手にできる環境づくりに取り組み、車を通じた社会的信用の回復を全力でサポートしている。
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