BMW、BEVモデルに「V2L」と「V2H」機能を追加
BMWは、BEV(バッテリー電気自動車)モデルの『iX1』『iX2』『i5』『i5ツーリング』『i7』『iX』に、車両に蓄えた電気を電気機器に利用できる「V2L(Vehicle to Load/ビークル・トゥ・ロード)」機能および、車両に蓄えた電気を家庭用電源に利用できる「V2H(Vehicle to Home/ビークル・トゥ・ホーム)」機能を搭載すると発表した。
対象モデルは、『iX1 eDrive20』『iX1 xDrive30』『iX2 xDrive30』『i5 eDrive40』『i5 M60 xDrive』『i5 eDrive40 Touring』『i5 M60 xDrive Touring』『i7 eDrive50』『i7 xDrive60』『i7 M70 xDrive』『iX xDrive40』『iX xDrive50』『iX M60』。2024年7月生産分以降は、「V2H」機能が搭載される。また、それ以前のモデルは、ソフトウェアのアップデートが必要になる場合もある。
BEVモデルに搭載しているリチウムイオンバッテリーは、大容量の電気を蓄えることが可能で、蓄えた電気を電気機器や家庭用電源に利用することができる。利用方法にあたっては、すでに日本で広く普及していて、BMWおよびMINIのBEVにも搭載されている急速充電規格『CHAdeMo(チャデモ)』に専用機器を接続することで、車両に蓄えた電気を「V2L」機能によって電気機器に利用したり、「V2H」機能によって家庭用電源に利用したりできるとしている。