BMW、日本の名匠プロジェクト第4弾モデル『X7錦ラウンジ』公開
BMWは、2月3日に「BMWと日本の名匠プロジェクト」第4弾モデルとして、『X7』をベースに「川島織物セルコン」「楽芸工房」「kuska fabric」による日本の伝統工芸を施したコンセプトモデル『X7錦ラウンジ(NISHIKI LOUNGE)』を公開した。
今回、発表の『X7錦ラウンジ』は、「『星』がきらめく、美に満たされたやすらぎの空間」をコンセプトに優しく広大なやすらぎの空間を表現すべく、BMW独自装備の上質な輝きと、京都伝統工芸の技による星空の広がりを芸術的に表現し、「今宵も貴方に特別なひと時を授ける」を表わした。 コンセプトモデルの名称に「錦」を用いたのは、色とりどりの糸で織られた絹織物だけでなく、自然の彩りや「心の錦」「錦心」など心の美しさを表わす単語でもあり、なおかつ「錦」の語源は、「二色」であることから「夜のとばりがおりて輝く星」と、「二つの美しい色できらめく世界」がコンセプトモデルの持つ、ラウンジ空間のイメージと合致することに由来するとしている。

外装は、コンセプトを2色で表現した専用2トーン塗装。BMW Mトリコロールカラーの中心色であるブルーであり、BMWブルーの中でも最も柔らかな色調であるBMW Individualカラーの「ベルベットブルー」をメインカラーに用い、宇宙に輝く星雲のきらめきを表現するため「スペースシルバー」でルーフ部分を塗装。また、宝石のような無限の輝きを放つ「クリスタルライトヘッドライト」、優しい光を放つ「アイコニックグロー」を装備している。
内装には、1万5000個のLEDにより青白い星の光を夜間に主張する「パノラマスカイルーフ」、地上に輝く光を音で表現する「B&Wダイヤモンドサラウンドサウンドシステム」、光を反射した上質な輝きを放つ「クラフテッドクリスタル」を装備し、BMW独自のクラフトマンシップから妥協なき美意識を表現。
川島織物セルコンによって仕上げられたフロアマットは、「宇宙」をデザインのテーマとし、星のきらめきを表現するため、シルバー系の糸ではなく、あえて扱いが難しい絣を用いるとともに、宇宙を表現するため、絣糸、紫、紺、黒の4色の中から選んだ5本をより合わせた7種類の撚糸を使用した。センターコンソールは、kuska fabricと、楽芸工房によって仕上げられ、「星がきらめくやすらぎの空間」をコンセプトに機械を使用することなく手織りのジャガード織りにこだわりっている。さらに、4mm、3mm、2mmとレザーの太さを変えることによって、平面的ではなく繊細かつ立体的な仕上がりとし、その上に施された箔装飾によって星がきらめく世界観を表現。トリムやシフトスイッチ、iDriveコントローラーまわりは、楽芸工房によって仕上げられ、広大な宇宙空間ときらめく星々を箔泊装飾で表現している。



