BMW、オープンモデルの新型『MINIクーパーコンバーチブル』・・2024年10月10日発売

BMWは、10月10日にMINIブランドのプレミアムスモールコンパクトセグメントにおけるオープンモデル『MINI クーパー コンバーチブル』を全面改良した新型モデルを発売した。

今回、追加された『MINI クーパー コンバーチブル』は、MINIの伝統的な基幹モデルであるハッチバック『MINI クーパー 3ドア』をベースにしたオープンモデル。ラインアップは、2モデル展開され、『MINI クーパー コンバーチブル C』が464万円、『MINI クーパー コンバーチブル S』が514万円。納車は、2025年第一四半期以降を予定している。なお、新型『MINI クーパー コンバーチブル』を含むすべてのMINI新世代モデルは、顧客のライフスタイルの変化に柔軟に対応するため、MINI正規ディーラーでの注文受付に加え、MINIWebサイトを通じて、いつでもどこでも365日24時間利用可能なプレオーダーが可能となっている。

新型『MINI クーパー コンバーチブル』は、削減を何度も繰り返したなめらかなライン、クリーンなサーフェス、バランスの取れたプロポーションを実現。刷新された内外装には、持続可能性を考慮した素材が選択され、クロームパーツやレザーを排除し、リサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを採用するなど、将来を見据えた新世代モデル。

エクステリアデザインは、MINIのDNAを継承しつつ、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新しいデザインに刷新。フロントフェイスのデザインは、アイコニックなMINIらしさを象徴するクラシカルなフォルムのヘッドライトと、複雑な八角形の輪郭を持つフロントグリル、新たなヘッドライトデザインによって形成されている。ヘッドライトは、フロントのエクステリアデザインを印象付けるデザインであるとともに、アダプティブライト、ハイビームアシスタントが標準装備されているほか、MINIらしい遊び心を表現した機能も新たに導入。シグニチャーライトは、フロントとリアライトの点灯方法を3つのパターンから選択でき、その日の気分でカスタマイズが可能。Welcome/Good-byeライトは、車両のキーを持った状態で車両に近づいたり離れたりすると、フロントとリアのライトがまるであいさつをするかのように点滅するMINIらしい機能となっている。万が一の車両横転時に展開することで、後席乗員を保護するロールオーバープロテクションシステムは、ボディデザインに溶け込ませることにより、モダンでスタイリッシュな印象を与えている。ボディサイズは、全長3880㎜×全幅1745㎜×全高1435mm、ホイールベース2495mm(数値はすべて欧州仕様車)。

新型のコンバーチブルには、多くのオープンモデル専用装備を採用。「電動ソフトトップ」は、走行中に突然の天候の変化が生じた際などに、約30km/hまで車両を停止させることなく開閉が可能。また、ルーフを40cmだけ開くサンルーフモード機能も装備。コンバーチブルの電動ソフトトップには、MINIを象徴するユニオンジャックのデザインを生地に織り込んだMINI Yoursソフトトップをオプションで選択可能。さらに、ラゲッジスペース内の2本のレバーを操作することで、ラゲッジスペースの開口部を広げることができ、通常の位置では積み込み開口部に通らない荷物でも収納することが可能となる「イージーロードシステム付ラゲッジルーム」、車内の空気の流れを整えて車内の温度を下げ、風をさえぎって快適性をさらに向上でき、簡単に折り畳んでトランクに収納できる「ウィンドディフレクター」を標準装備。また、オープントップドライブの楽しさを数字で確認できるMINIらしい機能として「オールウェイズオープンタイマー」を装備。ルーフを開けると、シグナルによって「オールウェイズオープンタイマー」が起動し、オープンで走行した1回の走行時間と累計走行時間が表示され、外気温もアニメーションで表示される。

インテリアデザインは、デジタル化され、ステアリングホイールの背後に配置されていたメーターパネルを廃止し、運転に必要なすべての情報は前方のヘッドアップディスプレイおよび、円形有機ELセンターディスプレイに表示。様々なものをそぎ落とし、巧みにデザインされた高品質なコンポーネントによって、前方への視界が開け、広々とした室内空間を実現。広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を採用。リサイクルポリエステルを使用したこの新素材は、特別に開発された編み物を作るような製造プロセスによって手入れが簡単な構造になっている。最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型の円形有機ELセンターディスプレイには、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備。メインメニューでは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スマートフォンのようなスワイプやタッチといった直感的な操作が可能となっている。メーターパネルとしての機能はもちろんのこと、AR機能付きナビゲーションシステム、メディア、電話、エアコンディショナー、各種設定など、すべての操作が一括して円形有機ELディスプレイで行なえる。さらに、全車標準装備の「MINIエクスペリエンスモード」により、インテリアの雰囲気を一変させることが可能。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエントイルミネーション、新たに作られたMINIドライビングサウンドにより、インテリア全体の印象が変化。各モードのそれぞれのデザインには、ダイナミックな背景があり個人の好みに応じて選択できる。

パワートレーンは、2種類の2.0リッター直4ガソリンターボエンジン搭載。「コンバーチブル C」は、BMWグループが誇るEfficientDynamicsエンジンの新世代モジュール式高効率エンジンで、最高出力120kW/5000rpm、最大トルク250Nm/1520-4400rpmを発生する直列4気筒2.0リッターMINIツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。トランスミッションは、7速DCTを組み合わせている。「コンバーチブル S」は、最高出力150kW/5000rpm、最大トルク300Nm/1450-4500rpmを発生する直列4気筒2.0リッターMINIツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。トランスミッションは、7速DCTを組み合わせている(数値はすべて欧州仕様車)。
新型には、ゴーカートフィーリングを感じさせるスポーティなキャラクターを持つシャシーシステムを採用。また、MINIエクスペリエンスモードにより、コンフォートなドライビングを可能とする「コアモード」、スポーティな「ゴーカートモード」、高効率な「グリーンモード」の3つのドライブモードが用意されている。

先進安全機能として、高性能カメラ、レーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した最先端のドライビングアシスト「アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)」「レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)」「レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)」「衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)」「ステアリング&レーンコントロールアシスト」「リアクロストラフィックウォーニング」を標準装備。さらに、並列および縦列駐車を補助する「パーキングアシスト機能」、「ペダル踏み間違い急発進抑制機能」に加え、車両が約35km/h以下で直前に前進した最大約50mまでのルートを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となる「リバースアシスト機能」を採用。鮮明な画像により、車両の周囲の状況が確認できるサラウンドビュー機能も装備。加えて、AI技術を活用することで音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる最新の機能となる「インテリジェントパーソナルアシスタント」を搭載。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉でドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動できるほか、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担える。起動は、「Hey MINI(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ステアリングホイールのトークボタンを押すことで、「インテリジェントパーソナルアシスタント」が起動し、ナビゲーション、電話、ラジオ、空調管理など、主要な機能を操作することが可能。音声操作によるコミュニケーションは、円型有機ELセンターディスプレイ上に、グラフィック、テキスト、アバターからなるアニメーションの形で表示される。
なお、3年間の主要メンテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「MINI TLC.」が全車に付帯されているため、クルマの維持費が大幅に軽減され、より安心なドライブを提供している。