三菱自動車、コンパクトSUV『エクスフォース』のハイブリッド世界初披露

三菱自動車は、3月20日にコンパクトSUV『エクスフォース』のHEVモデルをタイで世界初披露し、同日よりタイで受注を開始している。

今回、追加された『エクスフォース』のHEVモデルは、既に発売されている『エクスパンダー』『エクスパンダークロス』に続く三菱のHEVシリーズで、PHEV由来のHEVシステムを搭載している。
エクステリアは、優雅さと堅牢性を融合させた「Silky&Solid」をコンセプト。ボディ上部は、フロントのスリーダイヤからサイド、リアへと連続的に繋がり流れるような面と、浮いているような視覚効果を与えるフローティングルーフによってシルクのように滑らかな軽やかさを表現。ボディ下部は、SUVらしい力強くソリッドなプロポーションとし、183mmの最低地上高や空力性能を向上した専用の18インチアルミホイールと大径タイヤによって悪路走破性を確保。コンセプトに合わせて進化した「ダイナミックシールド」は、フロントグリルを左右バンパーでプロテクトする造形と立体的に一体化させることで、奥行き感のあるスポーティなフロントフェイスを表現。ボディサイドは、彫刻的な前後フェンダーフレアやキャラクターラインによって立体的な面構成にメリハリをつけ、SUVのたくましさや躍動感を表現。LEDデイタイムランニングランプと、LEDテールランプはともにT字型に発光させ、アイコニックなデザインとするとともにワイドで安定感のあるスタンスを強調。また、電動車の先進性を表現するブルーをアクセントカラーにした「HEV」バッヂをフロントグリルとテールゲート、「HYBRID EV」バッヂをフロントドアにあしらった。ボディカラーは、クリーンなイメージを与える「ホワイトダイヤモンド」「エナジェティックイエロー」「レッド」グラファイトグレーメタリック」には、ルーフカラーがブラックの2トーンカラーを設定。モノトーンは、「ホワイトダイヤモンド」「グラファイトグレーメタリック」「ブレードシルバーメタリック」「ジェットブラックマイカ」の計8色を用意。

室内空間は、コンパクトなボディサイズでありながら全ての乗員がゆったりと過ごせる広々とした室内空間を実現。前席では肩口のゆとりなど、クラストップレベルの座席空間を確保し、快適性を高めた。後席では大人3名が乗車しても快適に過ごせる空間にこだわり、クラストップレベルの座席空間を確保することでゆとりある足下スペースを実現。また、リクライニングは8段階調整とし、乗員がゆったりと座れる角度から、荷室容量をより広く確保できる角度まで幅広いニーズをカバー。インテリアは、パネルのパッド素材にメランジ生地を採用し、モダンで洗練された印象を与えながら汚れにも強い実用性の高い生地によって、自宅のリビングルームのように落ち着いて過ごすことができる快適な空間に仕上げた。そのほか、12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオと、デジタルドライバーディスプレイを一体化させた大型のモノリス形状のパネルと、コンパクトなパワーシフトによってHEVらしい先進感を演出。12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオについては、起動時にオリジナルのオープニングムービーが再生される仕様とし、マルチウィジェット表示では画面を3分割することで1画面に多くの情報を表示することが可能。また、往年の『パジェロ』で使われていた3連メーターをオマージュしたマルチメーター表示では、高度や前後左右傾斜、方角などの情報を組み合わせて表示することで運転の楽しさを高めた。また、Apple CarPlay、Android Auto、WebLinkを搭載し、スマートフォンとの連携を可能にしている。そのほか、ヤマハと共同開発したオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」を搭載。全ての座席で高品質な音楽を快適に楽しめる8スピーカー構成とし、両サイドのAピラーにフロントツイーター、フロントドアにウーファー、リアドアにはウーファーの同軸上にツイーターをレイアウトしたコアキシャル2-wayスピーカーを配置する。

HEVシステムは、『エクスパンダー』のHEVモデルから進化したもので、伝達効率を向上させた新開発のトランスアクスル、高速領域においてモーターをドライブシャフトから切り離すモーターディスコネクト機構を新規に追加することでエネルギーロスを大幅に低減し、クラストップレベルの燃費となる約24.4km/Lを実現。HV走行では、2速ギヤシステムを採用し、高速走行時の静粛性と登坂時の加速性を両立。さらに、モーター、ジェネレーター、トランスミッションを一体化することで高周波ノイズを大幅に低減。走行モードは、EVモード、ハイブリッドモード、回生モードで構成。走行状況や駆動用バッテリー残量に応じてシステムが最適な走行モードを自動で選択し、低燃費化と、力強く気持ちのよいモータードライブを実現。駆動用バッテリーには、高出力なモーター、HV専用に開発した高性能なものを採用。エンジンは、『エクスパンダー』のHEVモデルで初搭載されたHEV専用の1.6リッターDOHC16バルブMIVECエンジンを従来より高出力化して搭載。電動ウォーターポンプを採用することでエンジン燃費の向上、補機駆動損失を低減して40%を超える熱効率を達成し、燃費向上に寄与している。このガソリンエンジンにジェネレーターと、最高出力85kWのモーターを組み合わせたことで、電動車ならではの滑らかで力強くレスポンスの良い加速を実現。さらに、路面状況に応じた制御を行なう5つのドライブモードは、FF方式の2WDをベースとし、前輪左右の駆動力を調整して高い操縦性を実現するアクティブヨーコントロール(AYC)、前輪のスリップを制御するトラクションコントロール、四輪の安定性を制御するアクティブスタビリティコンロール、加速時のモーターやエンジン出力を調整するアクセルレスポンス制御、速度域や路面状況に応じてステアリングの手ごたえを調整する電制ステアリングなどを統合制御することで、様々な路面状況に対応。