トヨタ、AI搭載のEVコンセプト「愛i」シリーズ3台を出品予定【東京モーターショー2017】

トヨタ自動車は、「未来の愛車」を具現化したEVコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i」シリーズを、第45回東京モーターショー2017に出展。TOYOTA Concept-愛iシリーズのコンセプトは「more than a machine, a partner」。Concept-愛iシリーズには人工知能(AI)が搭載されている。ドライバーをより理解し、共に成長するかけがえのないパートナーして、新しい時代の「愛車」となることを目指したコンセプトモデルである。人工知能を応用し、ドライバーの感情認識や嗜好推定を行う「人を理解する」技術をシリーズ共通のコア技術として採用。人を理解する技術と自動運転技術を組み合わせ、ドライバーを「安全・安心」に導くほか、エージェント技術と組み合わせることで、ドライバーの気持ちを先回りした提案を可能としている。
今回は、「インターナショナルCES」に出展した四輪モデル「Concept-愛i」に加え、ユニバーサルな小型モビリティ「Concept-愛i RIDE」と、歩行領域のモビリティ「Concept-愛i WALK」を追加し、東京モーターショーで披露した。
Concept-愛iは、シリーズを代表する四輪モデル。クルマの周辺状況に加えて、ドライバーの表情・動作・声色から複合的に感情や覚醒度などを推定し、ドライバーが危険な状態やストレス状態に陥ると、自動運転モードに切り替わる。さらに、ドライバーが眠気を感じているときは覚醒状態に、ドライバーがストレスを感じているときはリラックス状態に誘導し、ドライバーをサポートする。車両デザインは、キャビンを前に出した未来的シルエットとシンプルで開放的なインテリアとした。トヨタでは、今回の出展内容の一部を搭載した車両で日本における公道実証実験を2020年頃に計画している。ボディサイズは、全長4510×全幅1830×全高1475mm、ホイールベースは2700mm。乗車定員は4人で、走行距離は300km。
Concept-愛i RIDEは、車いすユーザーの使い勝手にこだわったユニバーサル仕様。車内にはステアリングやアクセルとブレーキペダルが無く、運転の方法はジョイスティックを採用している。大開口を確保できるガルウィングと、乗降口にスライドする電動ユニバーサルスライドシートを採用し、苦労する車いすからの乗降を容易にするととも負担の軽減。車いすを簡単に収納できるよう、シートの作動なども工夫しており、車いすユーザーにとって使い勝手のよいモビリティを追求した。また、インストルメントパネルの大型ディスプレイに、バリアフリー情報などを提供するほか、自動駐車や自動バレットパーキング機能なども装備する。ボディサイズは、全長2500×全幅1300×全高1500mm、ホイールベースが1800mm。乗車定員は2人で、走行距離は100~150km。
Concept-愛i WALKは、全長を歩幅以下、全幅を肩幅以下におさえ、その場での回転も可能としたモビリティ。歩行時に人が占有する面積と同等のコンパクトなパッケージとし、歩行者と同じ空間を走行できる。また、ハンドル部のセンサーやエージェントとの会話からドライバーを理解し、状況に応じてドライバーの危険を察知し、安全な状態に導く。三輪と速度に応じてホイールベースを調整する可変機構により、停止時や走行時の安定性を高めている。また、体重移動による操作を不要としたほか、大幅な低床化により、高齢者やスカート着用の女性など、誰もが気軽に乗降・走行できるモビリティを実現した。外形寸法は全長500~700×全幅400×全高1130mmで、ステップの高さは140mmとなっている。乗車定員は1人で、走行距離は10km~20km程度。
なお、Concept-愛i RIDEおよびConcept-愛i WALKは、観光地でのシェアリングサービスへの活用も想定されており、誰でも利用しやすい手軽なモビリティの提供を目指す。

