トヨタ、新型カムリ発売 セダン復権へ6年ぶり全面改良

トヨタ自動車は2017年7月10日、セダンタイプの新型「カムリ」を発売した。世界戦略車と位置付けるカムリの全面改良は約6年ぶり。スポーツ用多目的車(SUV)が人気を集める中、セダンの復権を目指す。今回のフルモデルチェンジで、外観を一新するなど性能面も進化した。
TNGAに基づく新開発のプラットフォームとパワートレーンを採用し、ドライビングポジションの最適化により、視認性が上がりより運転しやすくなった。また、低重心なフォルムになり騒音・振動の軽減や基本性能の向上で、操縦時の安定性と乗り心地の良さは上質な乗り味を感じれる。エンジンは、TNGAの導入により、高い走行性能と環境性能を両立された、新型エンジン『ダイナミックフォース』の新型直列4気筒2.5L直噴エンジンを搭載し、動力性能も燃費も上昇した。燃費は、グレード「X」だと走行距離は33.4kmと10kmも向上させた。また、「G」は28.4kmになる。
外観は、トヨタ車の様々な車種にも採用しているキーンルックと立体的なロアグリルを合わせた。サイドはフードとフェンダーを低く設計し、低重心感を感じさせることで、スポーティな面とスタイリッシュさを持つデザインになった。
安全面では、「トヨタ セーフティ センスP」を採用。歩行者検知機能付きの自動ブレーキをはじめ、ダイナミックレーダークルーズコントロール、ステアリングアシスト付きレーン逸脱警告システムなど、最新のアクティブセーフティ技術を導入している。また、オートマチックハイビーム、リアクロストラフィックアラート付きのブラインドスポットモニターも用意した。
レーダークルーズコントロールは、例えば80km/hに速度を設定した場合は、設定した80Km/h以下で速度内で加速、減速、停止を自動で行い、最適な先行車両との車間距離を保ち続けながら追従走行するシステムである。だだし、全車速追従機能ありとなしが有り、全車速追従機能なしの場合は、先行車両の減速に合わせ30km/hまでは減速が可能だが、30km/h以下はドライバーの手動操作必要になる。ただし、このシステムは一般道ではなく、高速や自動車専用道路を対象としたシステムになる。
インテリジェントクリアランスソナー(ICS)は、アクセルの踏み間違いや踏み込みすぎなど、ドライバーの誤操作による急発進で障害物への衝突の危険がある時に、センサーが前後進行方向の障害物を検知するとシステムが作動し、壁などの障害物への衝突防止や衝撃を緩和し被害を低減するシステムである。そして、新開発のリアクロストラフィックブレーキシステムもICSに含まれる。
リアクロストラフィックアラートは、駐車場でバック走行時、死角になっている後方から接近してくる車両をセンサーで感知し、警告音で危険を警告する。その際、ドライバーのブレーキが間に合わない時や踏み込み不足の場合に、自動でブレーキを作動させるのが、リアクロストラフィックブレーキシステムである。
新型カムリの全グレードに、「スター・セーフティ・システム」を標準装備。10個のエアバッグをはじめ、強化された車両安定制御システム(VSC)、トラクションコントロール(TRC)、ABS、EBD、ブレーキアシスト、スマートストップテクノロジーを採用する。また、新型カムリ全車に、バックアップカメラを標準装備している。
VSCは、車両の横滑りをセンサーで感知すると、自動的に補正して安定性を維持する。また、TRCは、タイヤの空転を抑え、接地性を確保しふらつきを防止する。このVSCとTRCは、車両がより安定した走行を可能にするために必要になるシステムである。そして、ABS、EBS、ブレーキアシストは、ブレーキに関係する安全性を高めるシステムになる。スマートストップテクノロジーは、状況に合わせエンジンの起動と停止を行い騒音と燃費向上し、環境問題に関係すシステムになる。
価格は、「X」が329万4000円~、「G」が349万9200~、「Gレザーパッケージ」が419万5800円~、3グレードの展開になる。

