トヨタ、『GRカローラ』一部改良・・568万円~598万円

TOYOTA GAZOO Racingは、9月18日に『GRカローラ』の一部改良を行ない受注を開始した。価格は、「RZ」の6速MT仕様が568万円、8速AT仕様が598万円。発売日は、11月3日となる。

今回の一部改良では、吸気冷却性能とボディ骨格の改善などを実施。吸気冷却性能の改善では、長時間の全開走行でエンジンルーム内の温度が上昇した場合でも安定して高いエンジン出力を維持させるため、エンジンが高回転時に作動する2次吸気口(エアクリーナー下方に配置)にクールエアダクトを追加。クールエアダクトは、フロントグリルから直接外気を取り込むため、吸気空気温度を大幅に下げる効果をもたらす。ボディ骨格の改善では、強烈な上下左右Gが発生する海外のサーキットでも安定した走行を実現するために、フロントボディ、フロア、リアホイールハウス付近を中心に構造用接着剤の塗布量を従来の「RZ」グレード比で+13.9mとなる32.7mに延長。質量増加を最小限に抑えながらより高剛性なボディに仕上げた。この強化したボディ骨格により、あらゆる場面でクルマとドライバーとの一体感を高めている。

普段づかいの車内環境をより快適にするとともに、街中の運転でもエモーショナルなモータースポーツサウンドを楽しめるように「JBLプレミアムサウンドシステム(オプション)」の機能を充実させた。具体的には、ラゲッジスペースに新たに搭載したサブウーハーによって、オーディオサウンドはよりクリアで迫力のある音響を実現。従来から装備していたアクティブノイズコントロール(ANC)のチューニングも最適化し、エンジンなどの不快なこもり音を低減。さらに、「JBLプレミアムサウンドシステム」装着車には、新たにアクティブサウンドコントロール(ASC)を装備。これは、アクセルやシフト操作による車両の加減速や駆動力の変化に応じたスポーツサウンドをスピーカーから鳴動させるもので、ドライバーは直感的に車両の状態を把握できるようになる。さらに、アクセルオフ時には、モータースポーツサウンドの代表の1つであるバブリング音(ターボラグを低減するため、排気の工程で爆発を起こさせるアンチラグ制御が作動しているときに発生する排気音)を発生させる。ASCは、走行モードに合わせて3パターンのサウンドを設定しており、3段階の音量設定のほか「OFF」も選択できる(工場出荷時はOFF設定)。

なお、すでに『GRカローラ』に乗っている人向けとして、現在ソフトウェアを含めたアップグレードプログラムを提供すべく開発を進めている。アップグレードプログラムの対象となるのは、2023年発売モデルで、2024年発表(2025年日本発売)の進化型『GRカローラ』と同様にエンジン最大トルクが30Nm増の400Nmに向上するほか、「GR-FOUR」の制御も変更を受ける。前後輪の駆動力配分がフロント30:リア70の“REAR”モードがフロント50:リア50の“GRAVEL”に変わり、TRACKモードの駆動力配分はフロント50:リア50からフロント60~30:リア40~70の可変制御となる。提供時期は、2026年春を予定している。