自転車や夜間の歩行者も検知、レクサス UX に第2世代先進運転支援システム

レクサスは、新型コンパクトSUV『UX』に、第2世代の「レクサス・セーフティ・システム＋」を採用すると発表した。

「レクサス・セーフティ・システム＋」は、次世代の予防安全技術パッケージ。第2世代では、現行の第1世代に採用している単眼カメラとミリ波レーダーの構成はそのままに、各機能を進化させ、事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を狙う。

次世代の「プリクラッシュセーフティ（自動ブレーキ）」では、単眼カメラとミリ波レーダーの性能が向上。これにより、歩行者の場合は昼夜問わず検知、自転車でも昼間なら検知可能になったのが大きな特徴。ブレーキを踏めた場合はブレーキアシストを、ブレーキを踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させ、衝突回避または被害軽減をサポートする。プリクラッシュブレーキは、歩行者や自転車運転者に対しては自車が約10～80km/hの速度域で作動し、車両に対しては自車が約10km/h以上で作動する。例えば、歩行者との速度差が約40km/hの場合や、停止車両に対し自車の速度が約50km/hの場合など、作動条件内の速度域時に衝突回避または被害軽減をサポートする。

高速道路などの自動車専用道路において、「レーダークルーズコントロール（全車速追従機能）」使用時に、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レクサス・コ・ドライブ」を搭載。これは、レーダークルーズコントロールや「レーントレーシングアシスト（ハンドル操作サポート）」によって、高度な運転支援を行うもの。

その他、先行車や対向車を眩惑しないよう、LEDの点灯・消灯を細やかに制御し、ハイビームのまま走行できる頻度を高めて、優れた視認性を確保する「アダプティブハイビームシステム（自動ハイビーム）」。カメラで主要な道路標識を読み取り、道路標識の見落としを減らす「ロードサインアシスト（標識読み取りディスプレイ）」も装備する。そして、ディスプレイ表示中に速度規制値を超過した場合には、表示の点滅などでドライバーに安全運転を促する機能も備えています。

さらに、駐車場などにおけるアクセルペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキ、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなどの先進安全装備を採用している。