独アウディ、新型BEV『A6 e-tron』を欧州で発売・・「スポーツバック」と「アバント」をラインアップ

独アウディは、バッテリーEVの新型『A6 e-tron』を欧州で発売した。
価格は、後輪駆動の「A6 Sportback e-tron」が6万2800ユーロ、「A6 Avant e-tron」が6万4450ユーロで、四輪駆動の「A6 Sportback e-tron quattro」が7万9800ユーロ、「A6 Avant e-tron quattro」が8万1450ユーロとなっている。

新型『A6 e-tron』は、『Q6 e-tron』に続き、アウディとポルシェが採用している高効率なバッテリーEV専用の新型プラットフォーム「PPE(Premium Platform Electric)」を採用する2番目のモデルとなる。

外観は、ダイナミズム、先進性、エレガンスを重視しつつ、スリムなデザインのデイタイムランニングライトと幅広グリルにより、フラットかつワイドなスタイルを実現。メインのヘッドライトや先進運転支援システム(ADAS)センサー、エアインテークなど機能要素は、フロントバンパーの黒い部分に集約。また、サイドの黒い部分は、後方のリフレクターへとつなげることで、フラットでスリムな外観を演出。リアは、連続した立体的なライトストリップを搭載するほか、フォーリングスは点灯するタイプへと進化。ヘッドライトとテールランプは、3Dデザインを採用。フロントは、オプションでLEDテクノロジーを採用した「デジタルデイタイムランニングライト」が用意される他、リアは、第2世代のデジタルOLEDリアライトが装備される。
『A6 Sportback e-tron』のサイドミラーを含めたボディサイズは、全長4928㎜×全幅2137㎜×全高1487mm、ホイールベース2946mm。また、「A6 Avant e-tron」のサイドミラーを含めたボディサイズは、全長4928㎜×全幅2137㎜×全高1527mm、ホイールベース2946mm。

エントリーモデルとなる後輪駆動の『A6 e-tron』は、総電力量83kWh(正味容量75.8kWh)のバッテリーを搭載。システム出力は、210kW(ローンチコントロール付き240kW)。0-100km/h加速は、6秒を誇る。また、ハイパワー充電器であれば「Sportback」は、約10分で最大260km。「Avant」は、最大245km分の走行電力を充電できる他、バッテリー残量10%の状態でも21分で80%まで充電できる。一充電走行距離は、『A6 Sportback e-tron』が最長627km、『A6 Avant e-tron』が最長598kmとなっている。
四輪駆動モデルの新型『A6 e-tron quattro』は、総電力容量100kWh(正味容量94.9kWh)のバッテリーを搭載。システム出力は、315kW(ローンチコントロール付きで340kW)。0-100km/h加速は、4.5秒を達成。また、ハイパワー充電器であれば「Sportback」は、約10分で最大290km。「Avant」は、最大280km分の走行電力を充電できる他、後輪駆動モデルと同様にバッテリー残量10%の状態でも21分で80%まで充電可能。一充電航続距離は、『A6 Sportback e-tron quattro』が最長716km、『A6 Avant e-tron quattro』が最長685kmとなっている。

曲面デザインとOLEDテクノロジーを採用したAudi MMIパノラマディスプレイは、11.9インチのアウディバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成