欧州日産、第3世代「e-POWER」搭載『キャシュカイ』発表

日産自動車は、2025年9月から欧州市場で発売予定の第3世代「e-POWER」を搭載した『キャシュカイ』を発表した。なお、アフリカやオセアニア市場にも順次展開予定。

新型『キャシュカイ』に搭載した第3世代「e-POWER」の燃費性能は、4.5L/100km(WLTP)に向上し、セグメントトップクラスとなる最大航続距離1200kmを実現。CO2排出量は、116g/kmから102g/kmへ12%削減。ADAC(ドイツ自動車連盟)の燃費評価に基づく独立試験では、現行『キャシュカイ』と比較して、実走行条件で最大16%の燃費向上、高速道路では14%の向上が確認されている。

新世代の「e-POWER」は、モーター、発電機、インバーター、減速機、増速機といった5つの主要部品をコンパクトで軽量な1つのケースに統合し、モジュール化された新開発の『5-in-1 e-POWERパワートレーンユニット』を採用。組み合わされるエンジンは、「e-POWER」専用に完全新設計された直列3気筒1.5リッターターボエンジンを搭載。モーターの最高出力は、11kW向上して151kW。また、シリンダー内燃焼の安定化を実現し、熱効率42%を達成。これにより、低速時でも静かで効率的な運転を可能とした。効率を最大化するための大型ターボや最終減速比の変更により、高速走行時のエンジン回転数を従来より約200rpm低くすることで、騒音の抑制にも寄与する。さらに、バッテリー容量は、2.1kWhと従来と同様のスペックを維持しながらユニット自体の高剛性化と軸構造の最適化により、走行時の音や振動を大幅に低減した。

「e-POWER」専用設計とすることで、従来搭載していた可変圧縮比技術を不要とし、潤滑油を0W16にすることで、エンジン内部の抵抗を低減。また、オイルメンテナンスの距離が1万5000kmから2万kmに延長された。