日産、新型BEVのSUV『NX8』を中国で発売 2種類のパワートレーンを設定

日産自動車と中国合弁会社の東風日産乗用車公司は、4月8日に新型バッテリーEV(電気自動車)のSUV『NX8』を発売した。レンジエクステンダーモデルは、5月中下旬から順次納車となる。

新型『NX8』は、快適性や先進装備、安全性能の3領域における71項目の装備を全グレード標準搭載し、15.99万元~20.99万元の価格帯を実現。中国市場の多様なニーズに対応するため、BEVとレンジエクステンダー(REEV)の2つのパワートレーンをラインアップ。BEVは、「580 Pro」「580 Max」「650 Max」の3グレードを用意。BEVの航続距離は650kmで、800V・5Cの超急速充電に対応し、6分の充電で約300km相当の充電が可能。ユーザーの航続距離に対する不安を解消するとしている。REEVは、「150 Pro」「150 Max」「310 Max」の3グレードを用意。REEVは、EV走行距離が310km、総合航続距離が1450kmで、ガソリン走行時の燃費は、4.51L/100km(約22.17km/L)と、経済的で長距離移動でも安心を提供するとした。
室内は、スーツケースが35個収納可能な773Lという大容量を確保したラゲッジスペースや-6℃~55℃に設定できる両開き式冷温庫を搭載するなど、車内でも快適に過ごせる装備を採用。後席の室内高は、同クラス最高の1285mmを実現し、子供が立って着替えられる利便性を確保するなど、「どの席も主役」という考え方のもと、乗員全員が心地よく過ごせる室内空間を実現している。さらに、車内温度を適切に維持する機能や誤操作防止、ペットの置き忘れを通知する機能などを備えた「ペット保護モード」も搭載。また、15.6インチのデュアル大型ディスプレイや中国向けの車載OSである「NISSAN OS 2.0」を搭載するなど、先進装備も多数備えるほか、自動駐車支援機能も搭載し、縦列駐車や狭いスペースでの駐車もサポートする。
新型では、電動車の普及が進む中で特に安全性を重視し、バッテリーから車両全体にいたるまで多層的な安全対策を採用。CATL製の高品質セルを用いた「クラウドシールドバッテリ2.0」を搭載し、146項目におよぶバッテリ安全試験をクリアした。さらに、24時間態勢のクラウド監視を行なうことで、日常の使用から長距離走行まで高い安心感を提供。Momenta社と共同開発した運転支援システムと、約63インチ相当表示のAR-HUDを組み合わせることで、長距離運転時のドライバーの負担を軽減し、安全で快適な走行をサポートする。加えて、2000MPa級の高強度鋼材を用いた鋼とアルミハイブリッド構造のボディにより、高い衝突安全性能を確保するとともに、世界最多のOLED発光ユニットを備えたリアコンビネーションランプを採用し、優れた被視認性と安心感を両立している。