日産、新型『リーフ』の受注を10月17日開始・・518万8700円~599万9400円
日産は、新型『リーフ(日本仕様)』の「B7」グレードの受注を、10月17日に開始すると発表した。バッテリーサイズ78kWhの「B7 X」「B7 G」をラインアップ。価格は、「B7 X」が518万8700円、「B7 G」が599万9400円。また、55kWhバッテリーを搭載する「B5」については、2026年2月ごろの発表を予定している。


新型『リーフ』は、次世代のクロスオーバーEVとして全面刷新されたモデル。エクステリアは、クロスオーバースタイルに一新。フロントでは、6つの丸みを帯びた長方形で構成されたシグネチャーランプと一文字のセンターLEDアクセントランプを採用。また、II三(ニッサン)パターンがあしらわれたLEDリアコンビネーションランプ(3Dホログラム)を採用することで先進感も演出。ボディカラーは、「プリズムホワイト」「シェルブロンド」「ダークメタルグレー」「ミッドナイトブラック」「ディープオーシャンブルー」の単色に加え、「プリズムホワイト」「ディープクリムゾン」「ルミナスターコイズ」の3色については、ルーフカラーがスーパーブラックの2トーン仕様となる。「B7」グレードのボディサイズは、全長4360㎜×全幅1810㎜×全高1550㎜、ホイールベース2690㎜。




インテリアは、「CMF-EVプラットフォーム」の採用によりフラットなフロアと開放感のある足下空間、使い勝手のよいラゲッジルームを実現。インストルメントパネルは、横に広がるフローティングデザインによって落ち着いたミニマルな雰囲気を演出。また、12.3インチの大型デュアルディスプレイを採用し、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムを搭載。さらに、電子調光技術によりボタン1つでガラスの透明度を変えられるだけでなく、遮熱機能を持たせることで年間を通じて快適な室内空間を実現する「調光パノラミックガラスルーフ(遮熱機能付)」を採用している。






新開発のEVパワートレーンは、モーター、インバーター、減速機といった主要な3つのコンポーネントを一体化した3-in-1構造とし、従来比でユニット容量を10%削減しながらモーターの最大トルクを4%向上させることに成功。ローターを複数に分割し、それらを斜めにずらして配置した分割スキューローターの採用やハウジング、モーターマウントブラケットを高剛性化することでモーターの振動を大幅に低減し、より滑らかで気持ちの良い走りと静粛性が高い快適な室内空間を実現。78kWhのバッテリーを搭載した「B7」は、最大702km(WLTC)の航続距離を実現。150kWの急速充電器を使えば35分で充電量10%から80%までリカバリーする。さらに、新たにクルマ全体の冷熱システムを一括制御する「エネルギーマネジメントシステム」やナビゲーションシステムと連動した「ナビリンクバッテリーコンディショニング」を採用し、エネルギー消費を最適化するとともに、充電速度の向上にも貢献する。サスペンションは、リアにマルチリンク式を採用するとともに日本の道路環境に合わせて専用のサスペンションチューニングを施すことで、街中から高速道路まであらゆるシーンでフラットで快適な乗り心地を提供。また、加速感や減速量を変更できるドライブモードに加速と減速力を好みにカスタマイズできる「PERSONALモード」を新設定している。

先進運転支援技術では、360度セーフティアシストを搭載。日本専用の装備も多く搭載。自動車専用道路においてハンズオフドライブが可能で、長距離運転の疲労を低減する「プロパイロット2.0」、スムーズな駐車を支援する「プロパイロットパーキング」、「プロパイロットリモートパーキング」、後方視界を確保する「インテリジェントルームミラー」を設定するとともに、万が一の交通トラブルの際の映像を記録できる「ドライブレコーダー(前後セット)」も採用。さらに、加減速を繰り返すシーンでも車間を一定に保ち、先行車両に合わせて減速し停止までをサポートする「インテリジェントディスタンスコントロール」も採用し、ドライバーの負荷を軽減する。

そのほか、充電ポートに接続する「AC外部給電コネクター」を使えば、ドアをロックした状態でも1500Wの電力を使うことができ、アウトドアアクティビティに加え、災害時の非常用電源としても活用できる。また、室内と荷室に合計2つの100V AC電源(1500W)を搭載し、合計で最大1500Wの電力が使用可能となっている。さらに、従来型から有する「V2H(Vehicle to Home)」機能も継続採用し、自宅などにV2Hシステムを設置することで車両のバッテリーから自宅に電力を供給することができ、電力需給がひっ迫した際の電力ピークシフトや停電時にも自宅に電力を供給できる。


