三菱自動車、2025年度に次世代軽乗用車を国内投入へ

三菱自動車は、2024年度決算説明会で2025年度の取り組みとして、次世代軽乗用車を国内投入することを明らかにした。

三菱自動車は、日産自動車とICE(内燃エンジン車)/BEV(バッテリー電気自動車)の軽自動車共同開発と生産に取り組んでおり、両社協業の次世代軽自動車が国内投入される。また、三菱自動車の2025年度の取り組みとして、新型『アウトランダー』が日本・北米・欧州・オセアニアに続きグローバル展開へ、同社2種類目のHEV(ハイブリッド車)モデルとなる『エクスフォース』は、好調な立ち上がりで他市場への展開も検討。さらに、3列SUVとして「MITSUBISHI DST CONCEPT」の量産モデルをアセアン各国へ投入予定とした。
決算説明会では、欧州、北米、日本、フィリピン、オセアニア、グローバルでの協業関係についての説明もあり、フィリピンでは、日産から2025年にバンモデルのOEMを受ける。欧州では、ルノーグループから2025年にSUVモデルのHEV/ICEのOEM、BEVモデルのOEM供給を受ける。オセアニアでは、2025年は日産へピックアップモデルのOEM供給、2026年にFoxconn(鴻海科技集團)からBEVモデルのOEM供給を受ける。北米では、日産との協業で、2025年は日産へ『ローグPHEV』をOEM供給。2026年は、日産から次期型『リーフ』派生のBEVモデルのOEM供給を受ける。さらに、日産米国工場での共同投資による次世代SUVの共同生産を検討する。そして、グローバルでは、三菱自動車と日産は、次世代ピックアップの協業、電動車協業の地域/車種拡大、バッテリー共用の検討を行なう。また、三菱自動車、日産、ホンダによる自動車の知能化・電動化に向けた戦略的パートナーシップにも取り組むとしている。