三菱自動車、『デリカD:5』『エクリプスクロス』計13万8839台をリコール
三菱自動車は、11月1日にブレーキ倍力装置に負荷を供給するためのバキュームポンプに不具合があり、制動停止距離が伸びるおそれがあるとして、『デリカD:5』『エクリプスクロス』の2車種、計13万8839台のリコールを国土交通省に届け出た。
具体的な不具合は、ブレーキ倍力装置へ負圧を供給するためのバキュームポンプにおいて、内部チェックバルブの材質が不適切であった為、厳寒期に氷点下を大きく下まわる状況でチェックバルブに付着した水分が凍結して固着することがあり、ブレーキ倍力装置へ負圧が供給されず、ブレーキペダルの操作力が増加し、制動停止距離が伸びるおそれがある。
これまでの不具合件数は、12件で、事故は発生していない。改善措置として、バキュームポンプを対策品と交換する。
なお、交換用部品の準備に時間を要するため、北海道、東北地区から順次交換を行なうとしている。