ロータス、4ドアクーペの新型EV『エメヤ』日本公開・・1634万6000円から
ロータスは、8月22日に新型EV(電気自動車)『エメヤ』を都内で報道陣に公開した
価格は、エントリーモデルが1634万6000円、充実装備のハイパーGTモデル『エメヤ S』が1793万円、フラグシップモデル『エメヤ R』が2268万2000円。日本では、2024年末からユーザーにデリバリーを開始する予定。
『エメヤ』は、ロータス初のエレクトリックGTに位置付けられるモデル。EセグメントSUVの新型EV『エレトレ』に続いての投入が予告されていたEセグメントの4ドアクーペ。また、スポーツカー並みの性能を持ちながら最大509Lのトランク、31Lのフロントトランクを備える。インテリアでは、ドライバーと直感的にコミュニケーションするアンビエント照明機能を搭載。さらに、二酸化炭素排出量削減のため先進的な素材を使用しているのも特徴。ファッションシーンで使用される新しいリサイクル繊維の高級糸「ワイロン・トゥルーサイクルド」を自動車メーカーとして、ロータスが業界初採用となる。
パワートレーンは、最高出力675kW(905HP)、最大トルク985Nmを発生。バッテリー容量は102kWh。最高速は、256km/h。0-100km/h加速は、2.78秒。駆動方式は、フロントとリアにモーターを搭載する4WDモデルとなる。
充電機能については、400kW(600A対応)のDC急速充電器を使うことで14分で10%から80%まで充電することができ、現在入手可能なEVの中で最速の充電を可能にした。WLTCのエネルギー消費量18.7kWh/100kmと組み合わせることで、『エメヤ』は、10分で最大310kmの航続距離を得ることができるとしており、WLTPでの最大航続距離は、610kmとなる。さらに、車載インフォテインメントシステム「Lotus HyperOS」により、ドライバーが近くの公共充電器の場所の発見をサポート。リアルタイムのバッテリー消費量に基づいた代替ルートの提案も可能にしている。
先進安全装備については、データを1秒間に最大30回処理することが可能なNVIDIA DRIVE Orin システムオンチップ(SoC)を2つ搭載し、34個の最新鋭サラウンドセンサーが360度全方位で見守る。4つのLiDAR(Light Detection And Ranging)、18のレーダー、7つの8mpカメラ、5つの2mpカメラにより、低照度や悪天候でもクルマの周囲半径200mまでの障害物をあらゆる方向にスキャンし、安全性を確保。また、今後予想される車両周辺の環境を予測し、最適な軌道を探し出すことも可能。また、新機能や新サービスを含むOTAアップデートにより、継続的な車両の改良に取り組んでいる。今後、各マーケットの規制が進む中、OTAアップデートによりハードウェアの一部をアクティブにすることを可能にしていく。ただし、日本におけるOTAは、正規ディーラーでのアップデート対応を予定している。