レクサス LX に米国でも2列仕様、先進運転支援フル装備

レクサスは、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー2017において、『LX 570』の米国仕様車に、2列シート・5人乗り仕様を設定すると発表。また、日本国内では2017年8月3日に2列シート・5人乗り仕様を新設定した。

今回、米国向けのLX 570にも、多様な顧客のニーズに対応する目的で、2列シート・5人乗り仕様が設定された。兄弟車種になるトヨタ「ランドクルーザー」にもグレードで、8人乗り(ZX・AX)と5人乗り(GX)に分かれるが、LXはオプション設定で分かれる。また、ランクルは5人乗りの方が安くなるが、LXはどちらも同額の11,150,000円(日本市場・税込)となる。

5人乗り仕様の利点としては、8人乗り仕様の3列目は左右に跳ね上げるタイプで、シートがある分ラゲッジルームの幅が狭くなってしまうが、初めてからシートが無ければフルにスペースが活用出来る。

米国仕様のLX570の2列シート・5人乗り仕様には、先進運転支援システム(ADAS)をフル装備。歩行者検出、レーン・ディパチャー・ウォーニング、インテリジェントハイビーム付きのプリクラッシュセーフティシステムを備えた「レクサス・セーフティ・システム+」を標準装備する。

また、ダイナミックレーダークルーズコントロールも採用。ミリ波レーダーにカメラを組み合わせて、先行車との距離を維持する。

レーン・ディパチャー・ウォーニングはカメラを使用して、走行レーンを監視。車両が車線を逸脱しそうになることを感知すると、ドライバーに警告を与え、ステアリングホイールを振動させる。インテリジェントハイビームは、接近している車両や前方を走行している車両のテールランプを検出すると、自動的にハイビームからロービームに切り替える。

LXは、デザイン重視や街中走行をメインに想定にしているSUVが多くなってきたが、現在レクサスで販売されている中では唯一、ラダーフレームを採用する大型SUVである。強靭なラダーフレームに強固なシャシー構造で、高度なオフロード走行を可能にする。搭載されるエンジンは377馬力、534Nmの5.7リットルV8で、8速ATが組み合わされる。LXは、レクサスブランドとしてのプレミアムな魅力を持つ最上級の本格派SUVである。