レクサス、新型パラレルハイブリッドシステム搭載の『LX700h』発売
レクサスは、3月6日に『LX』を一部改良するとともに、レクサス初となる新ハイブリッドシステムを搭載した『LX700h』を、3月24日から発売すると発表した。
価格は、『LX700h』が1590万円、『LX700h“OVERTRAIL+”』が1590万円、『LX700h“EXECUTIVE”』が2100万円。ガソリンモデルの『LX600』については、1450万円~2000万円となっている。

『LX』は、レクサスのラインアップで、唯一電動車の設定がないモデルであったが、今回の『LX700h』導入にあたり、新しいパラレルハイブリッドシステムを開発。電動化されても『LX』が代々培ってきた「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を守り抜く事を第一とし、モータートルクを活かしたレクサスらしい走りの実現。また、リヤフロアに搭載したハイブリッドメインバッテリー本体を、上下に分割した防水トレイでパッキングする防水構造を採用。深水路等での水の侵入を防ぐことで、エンジン車同等の渡河性能700mmを確保。さらに、環境性能においては、車両使用時の年間CO2排出量をグローバルの全台数分でこれまで以上に低減させている。



『LX700h』のパワートレーンは、V型6気筒3.5リッターツインターボエンジンと、10速AT(Direct Shift 10-AT)の間にクラッチを有するモータージェネレーターを配置した「パラレルハイブリッドシステム」を採用。駆動方式は、フルタイム4WDとなる。エンジン+モーターの高出力・大トルクを確実に路面に伝えるとともに、シチュエーションに応じてエンジンのみ・モーターのみへの走行の切替をハイブリッド制御システムが最適にコントロール。また、従来のレクサスパラレルハイブリッド車には装備されていないオルタネータと、スタータを標準装備し、ハイブリッドシステムが停止した場合にもスタータでのエンジン始動が可能で、オルタネータで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行を可能とするレクサス初のシステムとなる。さらに、退避走行中もトランスファーLoレンジの使用やアクティブハイトコントロール(AHC)による車高調整、「A-TRAC」の作動が可能となっており、 悪路走破にも寄与するといった特徴を持つ。ボディサイズは、全長5100㎜×全幅1990㎜×全高1895mm(265/65R18タイヤ着用時の全高は1885mm)、ホイールベース2850mm。車両重量は、2710~2770kg。



一部改良では、そのほかにもエンジンモデルを含めて、基本素性の向上により、レクサスならではの走りの味 “Lexus Driving Signature”のさらなるレベルアップを実施。ドライバーの操作に遅れなく反応する “対話のできる走り”に磨きをかけると共に、安全装備に関してはより安全で安心して乗れるように、 最新の「Lexus Safety System+(LSS+)」へアップデートを実施。また、多様なユーザーニーズに応えるために“OVERTRAIL+”を新設定、先駆けて販売が開始された『GX』『NX』の “OVERTRAIL”を含め、LEXUS OVERTRAIL PROJECTの商品ラインアップを充実させている。



