ルノー、新型『キャプチャー』マイチェンで外装デザイン刷新・・389万円~454万9000円
ルノージャポンは、新型『キャプチャー』を、6月12日に発売する。価格は、「エスプリ アルピーヌE-TECH(フルハイブリッド)」が454万9000円、「エスプリ アルピーヌ(マイルドハイブリッド)」が409万円、「テクノ(マイルドハイブリッド)」が389万円。

今回、マイナーチェンジされた新型『キャプチャー』の外観は、多面的なグリルに配された新しいロゴ(ロザンジュ)と、厚みが増して水平に伸びたデザインとなったボンネットが、エレガントでテクノロジー感覚あふれる印象を高めている。また、ロザンジュを囲むように配されているフロントバンパー上部とグリルのブロック模様は、グリルのポリカーボネート素材に光が複雑に反射することで、ロザンジュから波模様が広がるような視覚効果を発生する。フロントエンド両側のブランドロゴからインスピレーションを得た縦長のハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプの隣には、空力性能向上とフロントブレーキ冷却用のエアインテークを備える。さらに、薄型のLEDヘッドライト、ブランドロゴからインスピレーションを得た縦長のハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプ、クリアレンズ化されたLEDテールランプと新デザインのリアバンパーによって、個性的でより現代的な印象に仕上げている。ホイールは、「エスプリ アルピーヌ」用が19インチで、「テクノ」用が18インチとなる。ボディカラーは、新色の「グリラファルM」、「ブランナクレM」「ブルーアイロンM」「ルージュフラムM(マイルドハイブリッド専用)」「ノワールエトワールM(マイルドハイブリッド専用)」の5色。なお、ルーフは、すべて「ノワールエトワールM」の2トーンとなる。ボディサイズは、全長4240㎜×全幅1795㎜×全高1590mm。











スポーツシックで上質な「エスプリ アルピーヌ」グレードのインテリアには、アルピーヌロゴ入りバイオスキン&ファブリックコンビシート(運転席電動シート)、トリコロールのオーナメントやサイドパイピング、ブルーのトップステッチ入りシートベルト、ブルーグレーダッシュボードインサート、アルミペダル、TEPレザーステアリングホイール、アルピーヌロゴ入りキッキングプレートを採用。「テクノ」グレードには、サイドサポート部にロザンジュがデザインされたイエローステッチのファブリックシートを採用。センターコンソール中央には、新たにopenR Link 10.4インチ縦型タッチスクリーンが装備され、オーディオ、電話、運転支援システム、車両設定等の各種操作が行なえるほか、CarPlayとAndroid Autoをワイヤレス接続で利用できる。リアシートは、前後に最大16cmスライドすることで、クラストップレベルとなる22㎝ものニースペースを生み出し、必要に応じてスペースを調整できる。ラゲッジスペース容量は、マイルドハイブリッドがクラストップレベルの536L、フルハイブリッドのE-TECHが440Lとなっている。







E-TECHのパワートレインは、F1で培ったノウハウを活用し、ルノーが独自に開発したフルハイブリッドシステムを搭載。メインモーターであるE-モーターと、HSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)の2つのモーター、直列4気筒1.6リッター自然吸気エンジン、電子制御ドッグクラッチマルチモードATで構成され、従来のパワートレーンにはないダイレクトかつスムーズなドライブフィールと、低燃費23.3㎞/L(WLTCモード/国土交通省審査値)を実現。トランスミッションの電子制御ドッグクラッチマルチモードATは、モータースポーツで使用されるドッグクラッチを採用することで、一般的なクラッチやシンクロナイザーを省き、軽量化とコンパクト化を図ったギアボックスで、モーター側に2つ、エンジン側に4つのギアを持ち、12通りの変速比でモーター、エンジンそれぞれからの動力を切れ目なく、効率よく引き出すことに成功。発進時は、エンジンを使用せずに低速域で効率の高いモーターのみで駆動し、すぐに力強いトルクを得ることができスムーズな発進を可能とした。中速域では、モーターとエンジンを最適に組み合わせることで、素早いレスポンスと息の長い加速を両立。高速巡行時には、効率の高いエンジンを積極的に使用し、追越し時にはエンジンにモーターのアシストを加えることで、力強い加速を得られる仕様となっている。

マイルドハイブリッドは、最高出力158PS、最大トルク270Nmを発生する直列4気筒1.3リッター直噴ターボエンジン、補助モーターのBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)、12Vリチウムイオンバッテリーで構成。トランスミッションは、ダイレクト感あふれる走りをもたらす電子制御7速AT(7EDC)が組み合わされ、パワフルなエンジンの性能を余すことなく引き出すほか、パドルシフトで思いのままに走りを楽しめる。また、減速時に発生するエネルギーを12Vリチウムイオンバッテリーに蓄え、発進・加速時にモーターを駆動し、エンジンをアシストすることで、燃費を17.4㎞/Lまで低減(WLTCモード)。さらに、ストップ&スタート機能や安定走行時にエンジンを停止するクルージング機能によって、無駄な燃料消費を抑制してくれる。

先進運転支援システムには、対向車との前面衝突回避をサポートする「エマージェンシーレーンキープアシスト」、後側方車両との接触回避をサポートする「ブラインドスポットインターベンション」、ドアを開けた際に後側方から来る車両の接近を警告する「ドアオープニングアラート」が追加され、安全性の向上が図られている。



