リケンテクノス、自動車ウィンドウ用フィルム「ICE-μ RE」開発・・遮熱性能を10%以上向上

リケンテクノスは、7月10日に自動車ウィンドウ用フィルム「ICE-μ(アイスミュー)」において、既存グレードに比べて遮熱性能を10%以上高めたグレード「ICE-μ RE」を開発したと発表した。

自動車ウィンドウ用フィルム「ICE-μ」は、高い遮熱性に加え、フィルムの均一性と透明性に優れ、窓ガラスに貼ることでクリアな視界で快適な車内空間を演出。長年培ったコアテクノロジーを投入し、「波長コントロール設計」と「コーティング技術」によって、赤外線や紫外線をカットすることで、電磁波の透過を阻害せずに高い透明性と遮熱性を実現させる。 

今回、新たに開発したグレード「ICE-μ RE(開発品)」の特徴としては、現行品と比べ10%以上遮熱性能が向上。熱線”反射”機能の追加により、室内空調効率の向上に貢献。光反射性を加えることで、従来品の熱吸収による遮熱との二重の効果を生み出す。具体的には、可視光線透過率85%の従来品「RT85」の太陽光エネルギーカット率が27%であるのに対し、開発品の「RT85-RE」では、太陽光エネルギーカット率32%となっている。その他、可視光線透過率70%の「RT70-RE(開発品)」では、太陽光エネルギーカット率が48%。可視光線透過率50%の「RT50-RE(開発品)」では、太陽光エネルギーカット率54%となっている。