ポルシェ、1970年代~1980年代初頭のエッセンスを用いた全世界1500台限定車『911スピリット70』
ポルシェジャパンは、4月23日に1970年代~1980年代初頭のエッセンスを体現した全世界で1500台限定のカブリオレ『911スピリット70』の予約受注を開始した。ステアリングは、右/左を選択可能。価格は、3341万円。

『911スピリット70』は、専用のオリーブネオカラーと、歴史にインスパイアされたデコレーティブグラフィック、インテリアの伝説的なパシャ柄など、ポルシェのヘリテージデザイン戦略の一環として生み出された限定モデル。ポルシェが過去のアイコニックな車両デザイン要素を現代によみがえらせた3番目の「911」モデルとなる。
エクステリアでは、『911スピリット70』のために、モダンな色合いの濃厚で深みのある「オリーブネオ」を特別に開発。リア下部、フロントセクション、「フックス」デザインのスポーツクラシックホイールがブロンザイトカラーで塗装され、「オリーブネオ」とコントラストを生み出している。また、ブラックのソフトトップとフロントウィンドウフレームが『911スピリット70』の独特の視覚的存在感を強調。また、『911スピリット70』のボンネットは、1963年の歴史的なクレストとほぼ同じポルシェクレストがあしらわれており、フロントフェンダーにはゴールドカラーの“Porsche Exclusive Manufaktur”バッヂが、トランクリッドのグリルにはポルシェヘリテージバッヂが装着されている。加えて、リアのゴールドカラーの“Porsche”の文字とモデルロゴも特別感を与えている。さらに、1970年代に多く見られたボンネットを横切るグロスブラックシルクの3本のデコレーティブストライプを採用。そして、“Porsche”の文字とグロスブラックシルク仕上げの円形のスタートナンバー(ロリポップ)をあしらったサイドのデコレーティブグラフィックや個別のスタートナンバーは、ポルシェの伝統的なモータースポーツへの敬意を表している。



インテリアでは、ファブリックのアイコニックなブラック/オリーブネオのパシャ模様を採用。従来のジャカードベロアの代わりに『911スピリット70』では、フロック糸を使用したテキスタイルを組み合わせることで、ファブリックはよりスポーティになり、肌触りが改善され、特に長時間の移動において快適性が向上。また、18wayスポーツシートプラスやドアのセンターパネル、グローブボックスの内側にもパシャ模様が施されており、シートバックレストのデコレーティブインレイと、ダッシュボードトリムにもオプションでパシャを使用可能。標準装備には、パシャ模様のリバーシブルトランクマットも含まれているほか、オリーブネオのデコレーティブステッチが施されたエレガントなバサルトブラックのクラブレザートリムと、バサルトブラックのクラブレザーインテリアパッケージも標準装備。さらに、メーターパネルは、歴史的なデザインと最先端のテクノロジーを組み合わせ、高解像度の12.65インチディスプレイには、アナログ形式のホワイトポインターとスケールラインを表示可能。モデルロゴは、フルデジタルのレブカウンターにエレガントに組み込まれている。



『911スピリット70』のベースは、パフォーマンスハイブリッドを搭載した現行の「911カレラGTSカブリオレ」を採用。トランスミッションは、新型8速PDKを搭載。新開発の水平対向3.6リッターエンジンは、高電圧システムと、T-ハイブリッドシステム、新型8速PDKの電気モーターとの組み合わせにより、システム出力398kW(541HP)、システムトルク610Nmを実現している。