ポルシェ、バッテリーEV『タイカンターボGT』『タイカンターボGTヴァイザッハパッケージ』予約開始

ポルシェジャパンは、3月12日に『タイカンターボGT』『タイカンターボGTヴァイザッハパッケージ』の予約を開始した。価格は、「ターボGT」が3132万円、「ヴァイザッハパッケージ」が3132万円。

今回、予約が開始された「ターボGT」と「ヴァイザッハパッケージ」は、『タイカン』のパフォーマンスを次のレベルに引き上げる新しいスポーツフラグシップモデル。様々な軽量設計とエアロダイナミクス対策を組み合わせ、ドライビングダイナミクスの水準をさらに引き上げている。両モデルともに最高出力580kWを発生し、ローンチコントロール使用時のオーバーブーストパワーは、最高760kW、最高出力測定法に従うと2秒間で最大815kWに達する。

ベースとなるバッテリー電気自動車(BEV)の『タイカン』は、2月に行なわれたアップグレードにより全体的なシステム出力が向上。新しいリアアクスルモーターを備えて強化されたパワートレーンにより、先代モデルよりもさらにダイナミックなパフォーマンスが可能となっている。「ターボGT」の0-100km/h加速は、2.3秒、「ヴァイザッハパッケージ」は、2.2秒で、「ターボS」より0.1~0.2秒速くなる。また、0-200km/h加速は、「ターボGT」が6.6秒、「ヴァイザッハパッケージ」が6.4秒で、「ターボS」より最大1.3秒速くなる。

『タイカンターボGT』の両モデルには、リアアクスルに最大電流900Aのパルスインバーターを採用。これらは「ターボS」の600Aのパルスインバーターを上まわる出力とトルクを実現。効率を高めるためにパルスインバーターの半導体材料として、炭化ケイ素を使用することで、PWRのスイッチング損失が大幅に低減され、より高いスイッチング周波数が可能になる。変速比とギアボックスの堅牢性も改善され、さらに高いトルク値を実現しており、両バージョンとも最大トルクは1340Nmを発生。「ターボGT」モデルの航続距離は、最大555km(WLTP)となる。搭載されるアタックモードは、ほかの『タイカン』モデルのプッシュ・トゥ・パス機能をベースとしており、ボタンを押すだけで最大120kWのパワーブーストを10秒間追加可能。このシステムは、ほかの『タイカン』モデルに装備されているプッシュ・トゥ・パス機能に比べて50kW高いブーストパワーを実現。

「ターボGT」は、Bピラートリム、ドアミラーのアッパーシェル、サイドスカートのインレイなどにカーボンファイバーを採用し、CFRP製のフルバケットシート、軽量ラゲッジコンパートメント、テールゲートの電動ソフトクローズ機能の削除などにより、「ターボS」と比較して最大75kg軽量化。
「ターボGT」には、ダイナミクスパッケージが標準装備され、ダイナミックな走行条件でホイール荷重をバランスよく配分して路面とのほぼ完璧な接続を実現する、GT専用チューニングを施したポルシェアクティブライドサスペンションも含まれている。パッケージには、さらにスペシャルパフォーマンスサマータイヤと21インチ軽量鍛造ホイールも含まれている。
標準装備の軽量セラミックブレーキは、「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)」をベースにしたシステムで、ブレーキディスクチャンバーとブレーキキャリパーハウジングの設計変更によって2kg以上の軽量化が図られた。これにより、ドライビングダイナミクスとパフォーマンスの両方にプラスの効果をもたらし、バネ下質量と回転質量を減らすことにつながりパフォーマンスが向上している。

「ヴァイザッハパッケージ」は、サーキット走行に特化したモデルで、パワーウェイトレシオを向上させるためにリアシートなどのサーキット走行に必要ない装備をすべて取り外すことで、「ターボGT」と比較して約70kgの軽量化を実現。運転席と助手席シートシェルの後部は、収納コンパートメントを備えたテーラーメイド高品質軽量カーボンクラッディングが通常のリアシートシステムの代わりに装備される。メーターパネルに通常装備されるスポーツクロノパッケージのアナログ時計やフットマットとトランクマットも削除され、断熱材の使用量も低減されている。