ボルボ、次世代コアコンピューター搭載の新型EV『ES90』世界初公開
ボルボカーズは、3月5日に『EX90』『EM90』『EX40』『EC40』『EX30』に続く、6台目の新型EVとして『ES90』を世界初公開し、一部の市場で受注を開始。受注受付は、オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国で開始。その他の市場は、2025年後半から2026年にかけて順次展開予定。なお、日本での導入時期は、未定となっている。

新型『ES90』のデザインでは、セダン、5ドアクーペ、SUVといった3つの異なるスタイルにおける妥協をなくし、まったく新しい領域を切り拓いたモデルとして、セダンの洗練されたエレガンス、5ドアクーペの汎用性、SUVの広々とした室内空間と高い最低地上高を兼ね備えている。










新型『ES90』には、従来の8倍の性能向上を実現する次世代のコアコンピュータが搭載され、時間を経るごとに進化するクルマとして作られた。『ES90』では、今後、発売されるすべてのEVの基盤となる「ボルボカーズスーパーセットテックスタック」により、ライフサイクル全体を通じてクルマの総合的な性能と、安全技術を向上させる。「スーパーセット」をベースとする全てのモデルは、無線アップデート(OTA)によって迅速に展開できる。さらに、電気システムとバッテリー技術の面でも最新となり、ボルボの新しい800ボルトテクノロジーを初搭載。それによりボルボのEVよりも航続距離が長く、高速に充電ができるようになった。充電は、350kWの急速充電ステーションにて10分間で300kmの航続距離を追加でき、WLTPテストサイクルで最大700kmの航続距離を可能にする。そのほかにも、ボルボの先駆的な安全技術を中核に据えて設計され、ボルボが打ち出す新たなスカンジナビアンデザインの象徴となる存在と位置付けられた。