ベントレー、新パワートレーン「ハイパフォーマンスハイブリッド」搭載の『コンチネンタルGT/GTC』『フライングスパー』

ベントレーは、4月8日に新たなパワートレーン「ハイパフォーマンスハイブリッド」を搭載した『コンチネンタルGT』『コンチネンタルGTC(C=カブリオレ)』と『フライングスパー』を発表した。また、先代モデル同様に乗員のウェルネス機能や快適性を重視したグレード「アズール(Azure)」も設定。参考価格は、『コンチネンタルGT』が3367万円、『コンチネンタルGTアズール』が4040万円、『コンチネンタルGTC』が3685万円、『コンチネンタルGTCアズール』が4422万円、『フライングスパー』が2950万円、『フライングスパーアズール』が3540万円。

今回の新型モデルは、すでに発売されているモデルに搭載している「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」とは異なる、V型8気筒4.0リッターエンジンとモーターを組み合わせ、最高出力680PS、最大トルク930Nmを発揮。『コンチネンタルGT』の0-100km/h加速は、3.7秒で、『GTC』は、3.9秒。また、EVモードでの航続距離は、『コンチネンタルGT』が最大85km、『GTC』が82kmとなっている。

『コンチネンタルGT/GTC』は、2003年の初代登場以来受け継がれてきたクラシックなデザインを踏襲。象徴的なベントレーのマトリックスグリルは、クローム仕上げのサラウンドとセンターバーで構成され、光沢のあるブラックでアクセントが施されている。また、フロント下部のバンパーグリルは、マットブラックで、スプリッターは、光沢ブラックで仕上げられ、精緻なディテールにこだわった外観に仕上げている。「ハーモニーアニメーション」を備えたヘッドランプのデザインは、カットクリスタルに着想を得た造形とカスタムのウェルカムアニメーションが特徴。さらに、エクステリアのブライトワイヤーは、クローム仕上げで、光沢ブラックのディフューザーから突き出す2本のクローム製マフラーがリアビューを際立たせている。テールランプにも「ハーモニーアニメーション」が組み込まれ、ヘッドライトと共鳴する演出が施される。

室内は、工場の職人による手作業で仕立てられたストレートフルーテッドデザインのシートを採用。スイッチ類やエアベント(送風口)、オルガンストップ(風量調整つまみ)、ドアハンドルは、ブライトクロームまたはオプションでダーククローム仕上げを選択できる。また、「Handcrafted in Crewe, England」の文字が刻まれたトレッドプレートもあしらわれる。さらに、ベントレー独自のアクティブシャシーテクノロジーとして、「ベントレーダイナミックライド」、後輪操舵、電子制御リミテッドスリップデフ(eLSD)を採用するほか、「コンフォート」「ベントレー」「スポーツ」の3つのドライビングモードを備える。これらの先進システムによって、パワートレーンとシャシーが常に連動し、様々な路面状況でも洗練されたパフォーマンスと快適性を両立させている。

エレガントなデザインや豪華な装備の「アズール」は、ウェルビーイングへも徹底的にこだわったモデル。エクステリアは、光沢ブラック仕上げのマトリックスグリルと、明るいクロームのサラウンド、縦型ヴェイン(フィン)の組み合わせがもたらす洗練されたフロントフェイス。その下には、光沢ブラックのフロントスプリッター、下部インテークにあしらった明るいグリルなど美しいコントラストを実現。また、新デザインの「アズール」専用22インチホイールを採用したほか、フロントフェンダーのアズールバッヂが外装全体に気品を付与している。

室内は、シートとドアインナーに新たな3Dハーモニーダイヤモンドキルティングを施し、シートには「アズール」専用の刺繍があしらわれる。さらに、ウェルネスシーティングをはじめ、オープンポアのクラウンカットウォールナット製ベニヤトリム、照明付き「アズール」専用インテリアトレッドプレート、レザーシートのコントラストステッチなど装備も充実している。「ツーリング」「コンフォート」「ライティング」の各パッケージも標準装備することで、日常からロングドライブまで快適なドライビング体験を実現。また、『コンチネンタルGTアズール』は、パノラミックサンルーフを搭載し、『コンチネンタルGTCアズール』は、首元を暖めるネックウォーマーを備えている。

『フライングスパー』も『コンチネンタルGT/GTC』と同じ新たなパワートレーン「ハイパフォーマンスハイブリッド」を搭載し、0-100km/h加速は、3.9秒を誇る。エクステリアは、光沢ブラック仕上げのマトリックスグリル、マットブラックの下部バンパーグリル、クローム仕上げのブライトワイヤー、オーバル型のブライトクロームテールパイプフィニッシャーを装備。内装は、ベントレーの刺繍ロゴをあしらったストレートフルーテッドシートを採用。スイッチ類やベゼル、エアベント(送風口)、ドアハンドルには光沢クロームが施されるほか、オプションでダーククローム仕上げも選択可能。

「アズール」のエクステリアは、光沢ブラック仕上げのマトリックスグリルにクロームのサラウンドと11本の縦型ヴェインを組み合わせた印象的なフロントフェイスを採用。さらに、「Azure」ロゴのフェンダーバッヂ、クローム仕上げの下部グリル、ブライトクロームの外装アクセントも施される。新デザインの「アズール」専用22インチホイールも備え、クローム仕上げ仕様とダークグロスブラックライン仕様の2つから選択できる。

室内は、前席2席および後席の外側2席にウェルネスシーティングを採用。シートには加熱・換気機能が備わっていて、乗員の体温調整をサポート。さらに、6 段階にプログラム可能なマッサージ機能は、筋肉の緊張を和らげ、運転姿勢のバランスを整えることで長時間ドライブによる疲労の軽減が図れる。そのほかにも、ムードライティング、シートおよびドアインナーパネルに施された3Dハーモニーダイヤモンドキルティング、「アズール」の刺繍があしらわれたヘッドレスト、オープンポアクラウンカット・ウォールナットのウッドトリムなどを備える。ツーリング、コンフォート、ムードライティングの各パッケージも標準装備するほか、照明付きのベントレー・トレッドプレートには「Azure」のロゴが刻まれている。