フォルクスワーゲン、上海モーターショー2025で初のレンジエクステンダーモデルなどID.シリーズ3モデル公開
独フォルクスワーゲンは、上海モーターショー2025に先駆けて行なわれたフォルクスワーゲングループナイトにおいて、新エネルギー車(NEV)のコンセプトカー『ID.AURA』『ID.ERA』『ID.EVO』を初公開した。

『ID.ERA』は、3列シート仕様のフルサイズSUVでフォルクスワーゲンとして、レンジエクステンダーテクノロジーを搭載した初のモデル。燃料駆動の発電機は、走行中にバッテリーを充電し、700kmを超える航続距離を追加できるとしている。バッテリーモードでの300kmの航続距離と合わせると、1000km以上の走行を可能にすることとなる。


『ID.EVO』は、「800Vプラットフォーム」をベースとするフォルクスワーゲンの「ID.UNYX」シリーズ初のフルフルサイズSUV。このコンセプトカーは、高性能のゾーン電子アーキテクチャーを搭載しており、様々な新しいデジタルサービスを促進できるとしている。


『ID.AURA』は、フォルクスワーゲンが中国市場向けに特別に設計した「コンパクトメインプラットフォーム(CMP)」をベースにした最初のコンセプトカー。価格に敏感なAセグメントを求めるユーザーのために特別に開発され、最新のテクノロジーである高度自動運転システム搭載と、ダイナミックなデザインを組み合わせたモデルとなる。


フォルクスワーゲンでは、2027年末までに中国市場で30車種以上の新型車を投入する計画を打ち立てており、今回発表された3モデルも今後数年間で発表することが予想される。