フェラーリ、韓国向け特注モデル「12Cilindriテーラーメイド」

フェラーリは、1月19日にクラフトマンシップの頂点を体現するパーソナライゼーションプログラムで特注制作した韓国限定モデルの「12Cilindriテーラーメイド」を発表した。

この特別な『12Cilindri』は、4人の若い韓国人アーティスト「Dahye Jeong氏」「Hyunhee Kim氏」「TaeHyun Lee氏」「GRAYCODE,jiiiiin(音楽ユニット)」と、フェラーリの「スタイリングセンター」、デザインやテクノロジー、アートや文化などの分野で新しいトレンドやクールなものを探し出して発信する専門メディア「クールハンティング」といったアジアと欧州と北米の3大陸をまたいだコラボレーション企画により実現した特注モデル。
ボディカラーは、韓国の青磁とソウルの街に瞬くネオンのエネルギーにインスパイアされ、ブルーのハイライトをともないつつ、グリーンからパープルへと色が移ろうように変化するカラーを開発。水面に太陽の光が反射したような虹色の輝きを表面に生み出すユニークな塗料は、「水面に光がきらめく様子」を意味する「ユンスル(Yoonseul)」と名付けられた。

インテリアは、織物の職人技とファイバーアートで国際的に高い評価を得ている韓国人アーティストのDahye Jeong氏が手がけた。シート、フロア、ソフトサーフェスの素材には、韓国企業が新開発した3Dファブリックをフェラーリとして初採用。また、ガラスルーフには、インテリアと同様の柄をプリントし、光の透過によって生まれる影や投影の相互作用を実現。さらに、地元商工会議所の認定を受けたサプライヤーから調達したモンゴル産の馬毛で作られた伝統的な馬毛織りの作品をダッシュボードにあしらっている。Hyunhee Kim氏は、フェラーリのロゴやエンブレム、ホイールキャップに加え、インテリアのセンタートンネルにも半透明効果を施した特別なモディファイが施されているほか、ラゲッジスペース用の収納ケースも制作。韓国の伝統技法を用いた白漆塗りを得意とする現代美術作家のTaeHyun Lee氏は、レイヤリング(重層性)、奥行き、物質の変容といった概念を探求し、量産フェラーリ初となるホワイトブレーキキャリパーとホワイトのパドルシフトを制作。「GRAYCODE,jiiiiin」は、象徴的な『12Cilindri』の自然吸気V12エンジンの音響特性を、ボンネットの中央に沿ってさりげなくゴーストグラフィックのトレースとして視覚化。このカラーリングに視覚的な深みを与えるために用いられた技法は、フェラーリと同じトランジショナルペイントだが、マラネッロの職人の手により一段階暗い色合いで施されるなど、フェラーリでは初めて採用した新しくユニークな手法となる。