ヒョンデ、新型FCEV『ネッソ』5分間の水素充填で航続距離700km以上を想定

ヒョンデは、ソウルモビリティショーにて、ミッドサイズSUVの新型FCEV(水素電気自動車)『NEXO(ネッソ)』を発表した。

第2世代となった新型『ネッソ』は、5分間の水素充填で航続距離700km以上と、ドライバーと同乗者の安心を確保し、トップクラスの安全性評価を目標として開発。2024年10月に発表した「INITIUM(コンセプト)」をベースに素材本来の強さと自然な造形性を反映するなど、ヒョンデの新しいデザイン言語「アートオブスティール」を体現。

エクステリアは、大胆さと洗練さを融合させたFCEV特有のデザインで、ヒョンデの水素ブランド「HTWO」と「Hydrogen for Humanity(人類のための水素)」のメッセージを表現。夜間でもヒョンデブランドと分かる4つのドットランプを採用。また、無骨さを感じさせる大胆なラインと堅固な構造にアーチ型の断面によって、力強さが加えられた頑丈で洗練されたデザインを採用したほか、ドアに施した水平の溝が車両の耐久性を強調し、全体的に都市とアウトドアの両方のライフスタイルに適合する仕上がりとしている。ボディカラーは、「クリーミーホワイトパール」「ファントムブラックパール」「アマゾングレーメタリック」「オーシャンインディゴマット」「エコトロニックグレーパール」「ゴヨカッパーパール」全6色設定。

インテリアは、搭乗者の快適性と利便性を高めるために広々とした空間に設計。家の中にいるような暖かさと快適さを連想させるパターンのソフトで贅沢なパッドが使用したほか、ドライバー中心の湾曲したディスプレイ、直感的なコントロール、収納スペースに優れたアイランド型センターコンソールを採用。デジタルサイドミラーのディスプレイは、ダッシュボードの一部としてシームレスに統合していて、開放感と実用性を向上。前席は、プレミアムリラックスシート(レッグレスト付き)を装備。先代モデルよりも背もたれがスリムになり、2列目シートのニークリアランスとレッグルームを拡張。また、2列目シートにもベンチレーションを装備して快適性を向上。リクライニング角度も先代モデルより大きくなっている。センターコンソール、ダッシュボード周辺、ドアトリムなど、キャビンのいたるところにスマートな収納スペースを備えたことでより実用性がアップ。また、先代モデルよりも車内空間が長く、広く、高くなったことでラゲッジスペース容量は、最大993Lを確保し、ゴルフバッグを4個収納可能とした。

新型『ネッソ』には、バイオプロセスレザー、バイオPUレザー、リサイクルPETファブリック、リネンファブリック、バイオプラスチック、バイオTPOスキン、バイオ塗料、バイオPUスラブフォーム、リサイクル自動車用プラスチック廃材など、サステナブル素材を全体に使用している。