トヨタTRDプロ、2019年型はオフロード性能向上…シカゴモーターショー2018で公開

トヨタ自動車の米国部門は2018年2月8日、米国で開幕したシカゴモーターショー2018において、『TRDプロ』の2019年モデルを初公開した。

トヨタはシカゴモーターショー2014において、TRDプロ・シリーズを発表。これは、トヨタが展開するモータースポーツやカスタマイズパーツの製作・販売をしているブランド「TRD」(トヨタ・レーシング・デベロップメント)の名前を冠したオフロードパッケージである。

シカゴモーターショー2018で、初公開されたTRDプロの2019年モデルは最新の「TRDプロ」。中型ピックアップトラックの『タコマ』に設定された。新開発のTRD製デザート・エアインテークを装着する。更に、FOX製の2.5インチのインターナルバイバスショックを装着して、オフロードでの走破性を追求している。

エアインテーク(エアインレット)とは、空気を取り入れる入り口で、エンジンなどの空気を利用する輸送機械の吸気のほか、空気調和機、機器の冷却、室内の換気などの目的で外気を取り入れるための開口部である。また、オフロードではいくつかの利点がもたらされる。クルマで川を渡る際にインテークから水が入るのを防ぐことができるし、砂埃を上げて砂漠を疾走する時には、インテークから取り込む空気に混じる砂塵の量を減らすことができる。オフロード走行をする人にとっては便利な装備であることは間違いない。

日本語では吸気口などとも表記される。また、飛行機やバイクにも採用されている。そして、自動車のエアインテークは、エンジンルームや車室へ空気を取り入れるために車体に設けられた開口部を指す場合と、エンジンの吸気管など、空気を必要とする機器に直接接続された部品を指す場合がある。

タコマは元々ハイラックスの北米仕様として、1995年に登場したピックアップトラックである。北米で製造・販売しているクルマで、装備を抑えた実用仕様からスポーツモデル(初代/Sランナー・2代目/Xランナー)まであり、北米市場の嗜好に合わせた人気のあるモデルになる。また、現行は2016年に販売開始された3代目になる。エンジンは従来の2.7リッター直4に加え、新開発の3.5リッターV6がラインナップされている。この2つのエンジンは2WD/4WD、MT/ATのいずれでも選択が可能で、29のバリエーションが存在する。そして、29のバリエーションの1つとして、トヨタが展開するブランドのTRD仕様がある。