トヨタ ヤリス インド仕様はセダン…デリーモーターショー2018

トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は、インドで開催中のデリーモーターショー2018(オートエクスポ2018)において、新型『ヤリス』を初公開した。

ヤリスは日本で販売しているヴィッツと同車種になる。仕様は大きく分けて日本仕様、アジア仕様、北米仕様、欧州仕様に分かれる。日本、アジア仕様は5ドアのみ(ヴィッツ GRMN Turboは例外)だが、北米、欧州仕様には3ドアと5ドアの2タイプで展開している。因みに「Vitz GRMN Turbo」は、日本市場では導入されない3ドア仕様車をベースに、ハードなチューニングが施された本格的なモデルで、2013年に200台が限定販売された。

ただし、アジア仕様は日本・欧州・北米仕様とは全く別の専用ボディを採用しており、全長4,115×全幅1,700×全高1,475mmと全高以外は一回り以上大きく、更にホイールベースは2,550mmと40mm延長されている。そして、2017年8月からタイ市場で『ヤリスATIV(エイティブ)』としてセダン型を追加している。

インド仕様の新型ヤリスは、タイで販売している小型セダン『ヤリスATIV』になる。インドでは新型ヤリスと名乗り、インドの上級Bセグメント市場に投入する。トヨタのインドにおけるラインナップでは、コンパクトセダンで、新興市場を対象に専用開発された『エティオス』と、東南アジア市場専用車『カローラ・アルティス』の間に位置する。

新型ヤリスでは、セグメント初となる装備を12アイテム用意。中でも、安全面に力を入れており、7エアバッグ、タイヤ空気圧モニターシステムが装備される。また、コネクティビティも追求されており、オーディオはジェスチャーで操作可能。

パワートレーンは、1.5リットル直列4気筒ガソリン。トランスミッションは、6速MTまたは7速CVTが選択できる。2018年4月からインドでの受注を開始するとしている。