トヨタ カムリ、公道&サーキット仕様…カスタマイズはNASCAR選手

トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は10月31日、米国ラスベガスで開幕したSEMAショー2017において、新型『カムリ』のカスタマイズカー、「ダニエル・スアレス」を初公開した。
トヨタは今年のSEMAショーにおいて、NASCARにトヨタ カムリで参戦中のドライバー4選手と協力。各選手の意見を取り入れながら開発した4台のカスタマイズカーを初公開している。
4台のカスタマイズカーの内の1台が、2015年のNASCAR「Xfinityシリーズ」のルーキーオブザイヤーに輝いたダニエル・スアレス選手のアイデアを導入した新型カムリ。
その特徴は、公道走行重視でありながら、サーキット走行にも対応させている点。パワートレーンは、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載。このカスタマイズカーは、吸排気系を中心にチューニングされている。マフラーはTRDのステンレス製エグゾーストシステムに交換されている。 エグゾーストシステムとは、排気マニホールド、触媒、プリマフラー、メインマフラー、フロントチューブ、センターチューブ、リヤチューブなどからなる排気システムの総称である。
サスペンションは神奈川県に本社を置くテイン製を採用。ブレーキはカリフォルニアにあるストップテック製の大容量タイプに交換。20インチの軽量ホイールに、タイヤはグッドイヤー「イーグルF1」の255/35R20サイズを組み合わせた。
フロントリップスポイラーやリアウイング、ディフューザーを追加し、エアロダイナミクス性能を向上。ボディカラーはパールホワイトで、ルーフやAピラーをブラックで仕上げて、コントラストを際立たせた。アルミ製ダクトが付いたボンネットフードは、カスタムメイド。