トヨタ、2019年モデル「プリウス」をLAモーターショーで公開…「AWD-e」システム採用

トヨタは11月28日(現地時間)、デザイン変更などマイナーチェンジされた、2019年モデルの北米仕様「プリウス」を、米国で開催した「LAオートショー2018」で公開した。

2019年モデルでは、フロントマスクとリアコンビネーションランプなどのデザインを変更している。フロントデザインは、アクが強く賛否が分かれるデザインから30系を彷彿とさせるようなややマイルドなエクステリアデザインの変更。また、標準装備のBi-LEDヘッドライトの形状を変更。リアもLEDテールランプが新デザインとなり、リアコンビネーションランプは縦長から横長のスタイルに改められた。

インテリアは、ステアリングホイールが新デザインとなったほか、カスタマイズ可能な4.2インチのカラーデュアルマルチインフォメーションディスプレイを採用。スピードメーターとハイブリッドシステムインジケーターが表示されるヘッドアップディスプレイも設定。また、「リミテッド」グレードには、センターコンソールに「プリウスPHV」でも導入されているフルHD解像度の縦型11.6インチマルチメディアディスプレイを備える。

ボディカラーには、「エレクトリックストームブルー」と「スーパーソニックレッド」の2色が、新色として設定された。

2019年モデルでは、新しい電動4WDシステム「AWD-e」を採用。新開発となるコンパクトなNi-MHバッテリーから電力が供給され、発進から約9.6km/hまで後輪を駆動。更に必要に応じて約70km/hまでモーターアシストを行ない、雨天や降雪時など路面状況が安定しない状況下でも安定した走りを提供する。
このほか、2019年モデルのプリウスでは、2WD(FF)モデルの「L Eco」グレードでEPA(米国環境保護庁)の市街地モード燃費58mpg、高速道路モード燃費53mpg、市街地/高速道路モード燃費56mpgを達成。新設定のAWD-eでも市街地モード燃費52mpg、高速道路モード燃費48mpg、市街地/高速道路モード燃費50mpgを実現。また、全車で安全支援技術「Toyota Safety Sense P」を標準装備する。