トヨタ、新型「カローラ ハイブリッド」公開…2019年春に米国発売予定

トヨタは11月28日、米国で開催されているLAオートショー 2018で、新型「カローラ セダンHV(ハイブリッド)」を発表した。2019年春に米国で発売予定。

カローラは、北米で2017年だけで約30万台も売っているトヨタのロングセラーカーである。そんなカローラの新型がロサンゼルスオートショーで登場した。この新型は、「カローラスポーツ(ハッチバック)」のセダン版とも言えるモデルで、米国向けとして歴代カローラ初のHVモデルになる。

北米向けには、1.8リッターHV仕様車、1.8リッターガソリン仕様車、新開発の2リッターガソリン仕様車の3種類がラインアップされる。

米国で初めて発売されるHV仕様の新しいカローラは、「TNGA(Toyota New Global Architecture)」プラットフォームを採用。「Hybrid Synergy Drive」の新しいパワートレーンは、直列4気筒の1.8リッターガソリンエンジンに、2つのモーター、無段階変速機、トランスアクスルなどを組み合わせ、システム出力121HPを発生。また、リアシートの下部に搭載されたニッケル水素のバッテリーパックには、新開発の「Hyper-Prime Nickel」技術を採用。燃費は50mpg以上としている。
このほかに新型カローラ ハイブリッドでは、ドライブモードとして「EV」「ノーマル」「エコ」「スポーツ」などを用意。

インテリアでは、7インチのマルチインフォメーションディスプレイを備えるハイグレードメーターを採用するほか、「Apple CarPlay」「Amazon Alexa」に対応し、Wi-Fiコネクト機能を持つ8インチタッチスクリーン式の「Entune 3.0 App Suite Connect」を装備している。
また、リヤシート下にバッテリーを搭載し、ラゲッジルームのスペースを犠牲する事なく確保した。更に、リヤシートは60:40で分割して倒せるなど使い勝手も良い。

安全支援技術として、約38km/hまでの低速追従が可能な「Full-Speed DRCC(Dynamic Radar Cruise Control)」、走行レーンを外れそうになった場合にステアリング支援を行なう「ステアリングアシスト付LDA(Lane Departure Alert)」、ヘッドライトのハイビームとロービームを自動的に切り換える「AHB(Automatic High Beam)」などをセットにした「Toyota Safety Sense 2.0」を全車で標準装備する。

因みに気になる日本仕様は、スポーティモデルのカローラをベースに、日本のユーザーや道路環境に合わせて最適化した国内専用仕様のセダンとワゴンを2019年内に発売する予定となっている。