スズキ、新型コンパクトSUV『フロンクス』発売・・254万1000円~273万9000円

スズキは、10月16日に新型コンパクトSUV『フロンクス』を発売した。ワングレードのみで、2WDと4WDをラインアップ。価格は、2WDが254万1000円、4WDが273万9000円。

新型『フロンクス』は、日常でも扱いやすい全長3995㎜×全幅1765㎜×全高1550mmというボディサイズで、最小回転半径を4.8mとすることで、狭い路地や駐車場などでも扱いやすくとりまわしのよい新ジャンルのコンパクトSUV。

エクステリアデザインは、バックドアが大きく傾斜したクーペスタイルにより、流麗で洗練されたスタイリングを創出。フロントマスクに大きく回り込むフェンダー形状と二段式のヘッドライトを採用し、個性的で存在感のあるデザインとした。
機敏さとたくましさを感じさせるしなやかな筋肉を表現したダブルフェンダーにより力強さを演出。LEDデイタイムランニングランプや横一文字のテールランプなどの灯火類は、シャープで先進的なデザインときめ細やかなディテール処理により高級感を演出。16インチアルミホイールは、外周の切削部分に段差のあるステップリムを採用し、閉じた形状のスポークで堅牢さを表現している。
ボディカラーは、2トーンルーフ仕様車の「スプレンディッドシルバーパールメタリック ブラック2トーンルーフ」「アースンブラウンパールメタリック ブラック2トーンルーフ」「オピュレントレッドパールメタリック ブラック2トーンルーフ」「ルーセントオレンジパールメタリック ブラック2トーンルーフ」「アークティックホワイトパール ブラック2トーンルーフ」の5色を設定。モノトーンは、「スプレンディッドシルバーパールメタリック」「アークティックホワイトパール」「セレスティアルブルーパールメタリック」「ブルーイッシュブラックパール4」の4色を設定した。

インテリアデザインは、ブラック×ボルドーの配色により、スポーティで高級感がありながらSUVの力強さを、シルバーステッチを施したレザー調&ファブリックシート表皮やレザー調ドアアームレスト表皮の採用などにより、心地よさと上質感を演出。インパネミドル部には、硬質で磨き上げられた金属フレームを表現した高輝度シルバー塗装を採用し、エアコンサイドルーバーガーニッシュやインサイドドアハンドルガーニッシュには、パールブラック塗装を施して洗練さを表現。また、インパネロアからドアトリムにかけてつながる造形とすることで、乗員を守るたくましさを表現している。

また、コンパクトなボディサイズでありながらゆったりとした後席の足下空間を確保するとともに、高目付のダッシュインナーサイレンサーや遮音壁などをボディ各所に配置して車室内の静粛性を高めることで、快適な室内空間を実現。ラゲッジスペースは、210Lの荷室容量を確保するとともに、ラゲッジボードの採用により利用シーンに合わせて自在にアレンジが可能。スマートフォン連携メモリーナビゲーションやワイヤレス充電器、電動パーキングブレーキやブレーキホールド、シートヒーター(運転席、助手席)などの快適機能も標準装備されている。

パワートレーンは、直列4気筒DOHC 1.5リッター「K15C」型エンジンをモーターでアシストするマイルドハイブリッドを採用。トランスミッションは、6速ATを組み合わせることで、力強い加速性能に加え、スムーズかつスポーティな走りを実現。ドライバーの思いのままにシフトコントロールができるパドルシフトを標準装備する。

日本国内専用仕様として4WD車を設定し、路面状況に合わせて使い分けできる「スノーモード」「グリップコントロール」「ヒルディセントコントロール」の3つのモードを採用。さらに、アクセルレスポンスを重視したエンジン制御を行なう「スポーツモード」を設定。スポーツモードスイッチをONにすることで、よりスポーティな走行が楽しめるようになっている。

また、ロングホイールベースによる高い直進安定性と、低重心、ワイドトレッドが生み出す高い操縦安定性も実現。タイヤやコイルスプリング、ショックアブソーバーなどの足まわりや電動パワーステアリングの操舵アシスト力を日本の路面に合わせてチューニングし、快適な乗り心地を実現。そのほかにも、ドライバーの体格や好みに合わせてドライビングポジションを設定できるチルト&テレスコピックステアリングを採用している。

安全機能は、「デュアルセンサーブレーキサポートII」や「アダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能・停止保持機能付]」、車線維持支援機能など、最新の予防安全技術を標準装備。また、ヘッドアップディスプレイ[カラー]やブラインドスポットモニター、低速時ブレーキサポート(前進・後退)など、最新の予防安全技術も標準装備し、安全・安心をサポートする。
なお、新型『フロンクス』は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置認定車」に該当する。