インドネシア向けの新型モデルダイハツ「シリオン」・・ブーン以上ヴィッツ未満のボディサイズ

ダイハツのインドネシア向けコンパクトカー「シリオン」がフルモデルチェンジを受けました。同社は、日本の軽自動車で培った技術やノウハウを生かしたクルマづくりを推進していて、アセアン地域でのクルマの普及および産業、人材育成に貢献するとしています。
「シリオン」は、ハッチバック型のコンパクトカーで、欧州やオーストラリアを中心に世界各国で販売されている。ただし、シリオンは日本国外での別名である。初代シリオンは日本国内向けに1998年2月に発売したストーリアで、2代目シリオンは後継車種になるブーンです。また、2004年6月トヨタと共同開発されたブーンとトヨタ・パッソは姉妹車で、3代目からパッソはブーンのOEM車種になる。
ダイハツの新型シリオンは、全長3895×全幅1735×全高1525mmというスリーサイズ。トヨタ・ヴィッツの全長3945×全幅1695×全高1500mm、ダイハツ・ブーンの全長3660×全幅1660×全高1525mmと比べると分かるように、ブーン以上ヴィッツ未満という全長の持ち主。
日本では、道路環境や駐車場事情などから5ナンバー枠が堅持されていますが、そういった全幅の制約がないためか、写真を見る限りディメンション的にも、もちろんパッケージングや安全面(衝突安全性能)でもより無理がないのではないでしょうか。
なお、新型シリオンは、従来モデルよりも全長、全幅を広げることで、ロー&ワイドなスタイリッシュデザインと、 従来を上まわるキャビンやラゲッジの広さを両立させたとしています。
また、プラットフォームの改良により、操縦安定性やNV性能の向上を実現。パワートレーンは、アセアン向けの次世代エンジンである「1NR-VE」(1.3L)で、トランスミッションは5MTと4ATが組み合わされています。