アルピナ、新型『BMW ALPINA B4 GT グランクーペ』・・2024年6月5日予約開始

BMW車をベースにしたハイエンドモデルを生み出すアルピナの輸入事業者であるニコルレーシングジャパンおよび日本総代理店のニコルオートモビルズは、6月5日に新型モデル『BMW ALPINA B4 GT Gran Coupé』の予約を開始した。

日本への導入時期は、2024年末の予定。価格は、左ハンドル仕様が1660万円、右ハンドル仕様が1700万円。

新型『B4 GT グランクーペ』のエクステリアは、フロント両端に小さなカナードとスプリッターを設けることで存在感を強調したほか、ロゴ入りのフロントスポイラーと新デザインのリアディフューザーを組み合わせることで、エアロダイナミクスバランスを総合的に向上。また、ブラック(ハイグロス仕上げ)のリアディフューザーとエキゾーストパイプもブラックにすることで統一感が図られている。また、フロントエンドは、内部構造を一新した新型「BMW 4シリーズ」のヘッドライトによって先進的な印象が付与されたほか、オプションの“アダプティブLEDヘッドライト”も選択可能で、リアには立体的なライト・グラフィックを備えた新しいBMWライト・デザインを採用。足下は、『BMW ALPINA B4』と同じくオリジナルの20インチ鍛造ホイールを標準装備。GT専用カラーの「オロ・テクニコ」を採用し、リムには専用のGTレタリングがあしらわれているほか、繊細なスポークはダイヤモンドカットが施され、ロック可能なホイール・ハブ・カバーに向かってスポークの立体感を強調している。カラーバリエーションは、定番の「アルピナ・ブルー」と「アルピナ・グリーン」。さらに、BMW Individualソリッドペイントの「ファッション・グレー」「ブリュースター・グリーン」「イモラ・レッド」、加えてメタリックペイントの「デイトナ・バイオレット」「カーボン・ブラック」を設定。そのほかにも、「アルピナ・デコ・セット」を選択するとボディにクラシックなGTレタリングが施され、フロントスポイラーの「ALPINA」ロゴもホイールと同じオロ・テクニコカラー仕上げとなる。ボディサイズは、全長4800㎜×全幅1850㎜×全高1440mm、ホイールベース2856mm。車両重量は、1965kg。

インテリアは、ステアリングのステッチ、アルミニウム製パドルシフト、フロアマットとラゲッジマットのステッチなど、いくつかの部位にGTモデルの専用カラーである「オロ・テクニコ」を採用。また、ドアシルトリムとスポーツステアリングホイールには「GT」ロゴがあしらわれている。さらに、センターコンソールには、個別のシリアルナンバーが記載された製造番号プレートが取り付けられるほか、エンジンコンパートメントバッジにも、同じシリアルナンバーが刻印される。

搭載する直列6気筒3.0リッタービ・ターボ・エンジンは、『BMW ALPINA B4』よりも34PSの出力向上を果たし、最高出力389kW(529PS)、最大トルク730Nmを発揮。独自のエンジンマッピングをさらに見直したことで、『BMW ALPINA B4』よりも0-100km/h加速で0.2秒、0-200km/h加速で1.0秒速くなり、巡行最高速も4km速い305km/hを誇る。また、8速スポーツATと可変式全輪駆動システム、電子制御式リア・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを組み合わせることで、パワーを効率的に路面へと伝え市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開全負荷時でも、ドライブトレインのすぐれた特性が際立せている。

ベース車両の改良により、リアダンパーとボディ結合部の剛性が高まり、ドライビングダイナミクスが向上したほか、エンジンルームに装着しているドーム・バルクヘッド・レインフォースメント・ストラットが、フロントエンドの剛性をさらに高め、ステアリング精度が大幅に向上。また、『BMW ALPINA B4 GT』のアジリティを高めるために、新たにシャシーとサスペンション・セットアップを開発。フロントアクスルには、マウントを強化した新しいスタビライザーを採用し、可変スポーツ・ステアリングとアクティブ・ダイナミック・ダンピング・コントロールのセットアップも大幅に変更している。