アルピナ、新型『BMW ALPINA B3 GT』・・セダン&ステーションワゴン

BMW車をベースにしたハイエンドモデルを生み出すアルピナの輸入事業者であるニコルレーシング・ジャパンおよび日本総代理店のニコルオートモビルズは、6月5日に新型『BMW ALPINA B3 GT』の予約を開始した。日本導入時期は、2024年末予定している。

価格は、セダンタイプの『BMW ALPINA B3 GT Limousine』の左ハンドル仕様が1600万円、右ハンドル仕様が1630万円。ステーションワゴンタイプの『BMW ALPINA B3 GT Touring』は、右ハンドル仕様のみで1670万円となる。

セダンタイプのボディサイズは、全長4725㎜×全幅1827㎜×全高1440㎜、ホイールベース2851mm。車両重量は、1875kg。ステーションワゴンタイプの『ボディサイズは、全長4725㎜×全幅1827㎜×全高1438mm、ホイールベース2851mm。車両重量は、1945kg。

新型『B3 GT』のエクステリアは、フロントに小さなカナードとスプリッターを設けることで存在感を強調。また、ロゴ入りのフロントスポイラーと新デザインのリアディフューザーを組み合わせることで、総合的にエアロダイナミクスバランスを向上。リアディフューザーをブラックのハイグロス仕上げとしつつ、テールパイプもブラック仕上げで統一。足下は、『BMW ALPINA B4』も装着しているモダンなデザインのアルピナオリジナルの20インチ鍛造ホイールを標準装備。繊細なスポークは、ダイヤモンドカットが施され、ロック可能なホイール・ハブ・カバーに向かってスポークの立体感を強調。ホイールは、GT専用デザインカラーの「オロ・テクニコ」仕上げで、リム部分にはシルバーで専用のGTレタリングがあしらわれている。カラーバリエーションは、伝統的な「アルピナ・ブルー」と「アルピナ・グリーン」に加え、BMW Individualソリッドペイントの「ファッション・グレー」「ブリュースター・グリーン」「イモラ・レッド」、メタリックペイントの「デイトナ・バイオレット」「カーボン・ブラック」を用意するほか、「アルピナ・デコ・セット」を選択すると、ボディにクラシックなGTレタリングが施され、フロントスポイラーの「ALPINA」ロゴもホイールと同じオロ・テクニコカラー仕上げとなる。

インテリアは、ステアリングホイールのステッチ、アルミニウム製のアルピナ・スウィッチ・トロニック・シフト・パドル、フロアマットとラゲッジマットの縁取りステッチなど、多くの部分にGTモデルのカラースキームである「オロ・テクニコ」を採用。また、ドアシルトリムとスポーツステアリングホイールには「GT」ロゴが入る。また、センターコンソールには、個別のシリアルナンバーが記載された製造番号プレートが取り付けられるほか、エンジンコンパートメントバッジにも同じシリアルナンバーが刻印されている。

搭載する直列6気筒3.0リッターターボエンジンは、従来よりも34PSの出力向上を果たし、最高出力389kW(529PS)、最大トルク730Nmを発揮。0-100km/h加速は、Limousineが3.4秒、Touringが3.5秒。また、組み合わされる8速スポーツATと可変式全輪駆動システム、電子制御式リアLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)により、パワーを効率的に路面へと伝えるほか、市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開全負荷時など、ドライブトレインの優れた特性を際立せている。燃費は、WLTPモードで9.52km/lとなっている。

ベース車両である『BMW 3』シリーズの改良により、リアダンパーとボディ結合部の剛性が高まり、ドライビングダイナミクスが向上したうえ、エンジンルームに装着しているドームバルクヘッドレインフォースメントストラットが、フロントエンドの剛性をさらに高め、ステアリング精度を大幅に向上。さらに、乗り心地を損なわないために新たなショックアブソーバーを開発したほか、『BMW ALPINA B3 GT Limousine 』には、より高いレートのリアスタビライザーを装備させ、ロールのコントロール性とステアリングレスポンスをアップしている。