アストンマーティン、007シリーズとの60年の関係を記念した特別仕様『DB12ゴールドフィンガー・エディション』

アストンマーティンは、10月14日に映画007シリーズとの60年におよぶ関係を記念して、ビスポークパーソナライゼーション部門のQ by Aston Martinが手掛けた60台限定の特別仕様『DB12ゴールドフィンガーエディション』を発表した。

最新モデル『DB12』(左) / 『DB5』(右)

1964年公開の「007/ゴールドフィンガー」でアストンマーティン『DB5』が映画デビューを飾り、今回その血統を継ぐ最新モデル『DB12』が新たに007仕様となった。また、映画「007/ゴールドフィンガー」に登場した『DB5』は、主人公のジェームズボンドが敵から逃れるための秘密兵器を搭載していたが、『DB12ゴールドフィンガーエディション』は、映画の要素をさりげなく取り込み、ジェームズボンド的なドライビングを楽しむことに重点を置いたモデル。

ボディカラーは、映画と同じ「シルバーバーチ」で、独特なシルバー色のダイヤモンド旋削仕上げの21インチマルチスポークホイールを装着。さらに、ブラックのブレーキキャリパーやビスポークのゴールドのサイドストレーキ、シルバーにブラックエナメルを施した唯一無二のアストンマーティンのロゴがあしらわれるほか、フェンダーにはブライトクロームの「Q」バッヂがあしらわれる。

インテリアは、縦溝スタイルで仕上げられている。レザーのスポーツプラスシートは、ジェームズボンドの着ていたスーツの“プリンスオブウェールズチェック”を穿孔パターンで表現。この柄は、ドアやヘッドライナーにも使用されているほか、ゴールドフィンガー60周年ロゴが刻まれたポリッシュ仕上げのシルプレートにもあしらわれている。また、映画でボンドが使用している黄金の発信器にインスピレーションを得た18金メッキのアクセントで、インテリアのラグジュアリー感を高めている。18金メッキは、ドライブモードを選択するためのロータリーダイヤルやローラーコントロール、溝付きのギヤセレクターなどの装飾に使用されている。さらに、シフトまわりのカーボンファイバーにも金糸が織り込まれている。その他にもドライバー席のサンバイザーには、マイアミのプールが舞台となった有名なワンシーンで最後に引かれたトランプのカードを連想させる「ハートの8」が刺繍されている。

なお、『DB12ゴールドフィンガーエディション』のオーナーには、特別な車両カバーとラグジュアリーなキーボックス、シルバーバーチのスピードフォームの模型、映画の有名シーンの35mmフィルムの一片、「1/60ゴールデンリミテッドエディション」が贈られる。これらはクルマと同じ、外側が「シルバーバーチ色」で、中は“プリンスオブウェールズチェック”柄のGlobe-Trotter製アタッシュケースに入れて渡される、としている。