『ジムニー』、上質な乗り心地と操縦安定性を付与「モーションコントロールビーム」

ムーンフェイスは、足まわりのチューニングパーツを手掛けるパーツブランド「Genb(ゲンブ:玄武)」から『ジムニー(JB64W)』と、『ジムニーシエラ(JB74W)』のサスペンション剛性をコントロールする新製品「モーションコントロールビーム(リーディング&トレーリング)」を6月に発売した。価格は、10万7800円。

Genbの新製品は、『ジムニー』に採用されている3リンク式コイルリジッドサスペンションのラダーフレームと、リーディングアーム、トレーリングアームをつなぐ左右ピボット部を、アイシン製の「モーションコントロールビーム(MCB)」で連結するアイテム。サスペンション経由で、フレームへと伝わるねじりモーメントを特許技術で緻密に制御。MCBのケース内部に組み込まれたスプリングの反力と摩擦力によって振動を吸収し(特許技術)、フレームの変形を効果的に抑制することで、上質な乗り心地と操縦安定性を両立。また、サスペンション剛性のボトムアップ効果により、コーナリング性能だけでなく、高速域の直進安定性も向上。独自に設計した筒状ブラケットを用いることで、地上高に配慮したレイアウトを踏襲。起伏の激しい悪路での干渉リスクも軽減し、荒れたフィールドにおいても優れた走破性を発揮するとしている。

フロント側のリーディングアームにモーションコントロールビームを装着した状態

リア側のトレーリングアーム部分にモーションコントロールビームを装着した状態

なお、製品は分割式を採用し、リーディング&トレーリングアームからなる前後サスペンションリンクの左右ピボット部を連結するだけとなっている。