スズキ ワゴンR
スズキ 『 ワ ゴ ン R 』
軽ワゴンのパイオニアとして市場をけん引してきた「 ワゴン R 」 。
初代モデルが1993年に発売され、それ以来 代を重ね現行モデルは既に6代目になります。
「ワゴン R 」開発の経緯は、新しいカテゴリーの車種を投入する事により、競合他社との
差別化を図りたい意図がありました。
1993年以前は、スズキも含め各メーカーから販売されていた軽乗用車の主力車種は、
2ボックスのハッチバックセダンでした。
それらは、全高の数値が全幅の数値と同程度のディメンションであり、室内空間は
お世辞にも広いとは言えませんでした。
スズキはセダンとワンボックスの長所を併せ持つ新しいカテゴリーを模索し、その結果
「 ワゴン R 」の開発に繋がりました。
「 ワゴン R 」という車名の由来は、ワゴンは文字通りワゴン車の意味ですが、
「 R 」は「革新」を意味する英単語であるレボリューション、
及び「寛ぎ」を意味するリラクゼーションから、頭文字である「 R 」を取ったものです。
軽トールワゴンという新しいカテゴリーは、 スズキ「 ワゴン R 」が、開拓し
競合他社にも大きな影響を与え、今や完全に軽乗用車のメインストリームとなっています。
フルモデルチェンジ
1998年10月、軽自動車の規格改正のタイミングに合わせ、「 ワゴン R 」は、
フルモデルチェンジを受け 2 代目となりました。以降、3 代目「 ワゴン R 」(2003-2008)
4 代目「 ワゴン R 」 (2008-2012 ) 5 代目「 ワゴン R 」(2012-2017) 現行の6代目
(2017年2月~)とフルモデルチェンジを重ね進化し続けています。
初代から「ベストセラー」の名を欲しいままにし、「トールワゴンの代名詞」であり続けている
「 ワゴン R 」が、これ程までに多くの人から支持を得られたのは、
「 ワゴン R 」というアイコン性を維持しつつ、かつ走行性能や安全性、
快適性の向上も怠らず、常に競合他車と同等以上の魅力を維持している点が、
最大の要因と思われます。
5 代目「 ワゴン R 」(2012-2017)
2012年8月にフルモデルチェンジし、5代目となった「 ワゴン R 」。
伝統とも言うべきキープコンセプトのモデルチェンジにより、スタイリングは先代の雰囲気を
色濃く残している一方、プラットフォームは一新されています。
5代目モデル最大の特徴は、端的に言うとボディの大幅な軽量化と新機構「エネチャージ」等の
搭載により、燃費の大幅な向上を実現した事にあります。
まず、軽量化に関しては、ボディに高張力鋼板を多用して重量を軽減した他、エンジンや
足回り、内装部品も見直すなど、徹底的な対策が行われています。
その結果、先代より最大70kg軽量化され、780kg~870kgという軽トールワゴン最軽量レベルの
車両重量を実現しています。
「エネチャージ」とは、リチウムイオンバッテリーとオルタネーターを組み合わせた
減速エネルギー回生機構の事で、燃費向上に貢献するものです。
更に、時速13km/h以下で作動するよう進化した「新アイドリングストップ機構」や、
エアコン使用時でもアイドリングストップ時間を拡大する「エコクール」も併せて
採用するなど、徹底的な燃費向上対策が行われています。
そして、燃費改善対策は、パワートレインにも及んでいます。従来の「K6A型エンジン」に
代わり、低燃費と軽量化、フリクション低減などを実現した、新開発の「R06A型エンジン」が
搭載されています。
又、トランスミッションは、燃費性能の優れたCVTに一本化されました。
そして、燃費以外の面でも、様々な部分が改良されています。
室内長の延長や後席レッグスペースの拡大による居住性の向上や、エンジンマウントの改良や
防音材・制振材の最適化による静粛性の向上、全グレードにオートエアコンの装備など、
快適性の点でも着実に進化しています。
マイナーチェンジ (2013年7月)(2014年8月)
2013年7月にマイナーチェンジが実施され、全グレードの燃費が更に向上すると共に、
赤外線レーザー方式による衝突被害軽減ブレーキシステムやESPをセットオプション
設定するなど、安全装備も充実しました。
次いで、2014年8月のマイナーチェンジの際には、「エネチャージ」が
「S-エネチャージ」へと進化します。
これは、モーター機能付き発電機「ISG」を搭載し、モーターでエンジンをアシストする事により
燃費の改善を図る、簡易的なハイブリッドシステムです。
その他、エンジンやアイドリングストップ機構も改良され、燃費が一層向上しています。
最も燃費の良いグレードで32.4km/Lに達し、先代の最高燃費グレードの25km/Lを
大きく凌ぎました。
5 代目「 ワゴン R 」の 『 お勧め ポイント 』
『スタイリング 機能美』
『燃費の良さ』
『走行性能』『安全性』
『快適な室内空間』
『乗降性の良さ』
5 代目「 ワゴン R 」の『 お勧め ポイント 』は、数えだしたらきりがない と思えるほど
沢山あります。
特に、2013年、2014年のマイナーチェンジ時は、有力メーカーが、こぞって渾身の知力を
込めた 新型車を投入してきた時期でもあり、「 ワゴン R 」も 「トールワゴンの代名詞」の
名を維持する為にも、競合他車以上の新たな魅力で輝かせる必要に迫られた時期でもあります。
そんな激しい競争の中、「2013年、2014年マイナーチェンジ』で、市場に登場した 5 代目
「 ワゴン R 」は、時間を重ねた今でも、高品質な車輌が、中古車市場に 豊富に 存在しており、
低価格になって「お得感満載』の「 ワゴン R 」が、探し当てやすくなっています。
この『高品質』で『低価格』な車輌が、 『豊富に 存在』している。これこそが、
5 代目「 ワゴン R 」の『 お勧め ポイント 』です。