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車売却時のリサイクル預託金は戻る?精算と確認方法

公開日: 監修:株式会社ウル 代表取締役 家田 浩二

リサイクル料金を預託済みの車を中古車として売る場合、制度上の「還付」を申請するのではなく、売買の中で車両価値金額に加えてリサイクル料金相当額を受け取るのが基本です。ただし、資金管理料金は相当額の対象外で、廃車や輸出では扱いが異なります。

先に結論

リサイクル預託金とは

リサイクル料金は、車が最終的に使用済自動車になったとき、シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類を適正に処理するため、原則としてあらかじめ預けておく費用です。車両ごとの料金は、自動車メーカー・輸入事業者が設定しています。

料金には、3品目の処理に使う費用のほか、情報管理料金と資金管理料金が含まれます。中古車の売買で次の所有者へ引き継がれる「リサイクル料金相当額」には資金管理料金を含めません。資金管理料金は、最初にリサイクル料金を支払った人の負担とされています。

中古車として売るときは「還付」ではなく売買代金で精算

自動車リサイクル促進センターは、預託済みの車を中古車として手放すとき、相手方から「車両価値金額+リサイクル料金相当額」を受け取る流れを案内しています。国内で通常の中古車として売る場合に、売主がセンターへ返還申請をして預託金を受け取る制度ではありません。

「査定額とは別に必ず現金が上乗せされる」とは限りません

売却先によって、リサイクル料金相当額を査定額に含めて表示する場合と、精算書で別項目として加算する場合があります。提示額の表示方法だけで有利・不利を決めず、最終的な受取額と内訳を確認してください。

手放し方リサイクル料金の主な扱い確認するもの
国内で中古車として売却・下取り車両価値金額に加え、資金管理料金を除くリサイクル料金相当額を売買の中で受け取る見積書、契約書、精算書
使用済自動車として引渡し未預託分があれば支払い、登録を受けた引取業者から引取証明書を受け取る引取業者の登録、使用済自動車引取証明書
中古車として輸出所定の条件・期間・書類を満たす場合、所有者が取戻し申請を行える輸出関係書類、申請期限、手数料

売却時に精算書で確認するポイント

「リサイクル料金込み」と口頭で聞くだけでは、車両本体の評価額と預託金相当額の関係が分かりません。契約前には、リサイクル料金の預託状況と金額を確認し、どの項目で受取額に反映されるかを書面で確かめます。

契約前のチェックリスト

オークション代行では、落札額、代行手数料、会場実費、陸送費など複数の項目を精算します。リサイクル料金相当額の表示方法も含め、落札額だけでなく差引後の受取額を確認してください。

リサイクル料金の預託状況を確認する方法

リサイクル料金の支払い状況は、国土交通省の車検証閲覧アプリ、または自動車リサイクルシステムの自動車ユーザー向けページで確認できます。ウェブ照会では、車検証に記載された登録番号・車両番号や車台番号などが必要です。

金額は車種だけで一律に決まるものではありません。装備やエアバッグ類、エアコンの有無などにより異なる場合があるため、一般的な目安で精算せず、対象車両の照会結果を使います。

リサイクル券を紛失しても預託の事実は消えない

リサイクル券が見当たらなくても、料金は車台番号等とひも付けて管理されています。紙の券を紛失したことだけで、もう一度リサイクル料金を支払うと判断しないでください。まず自動車リサイクルシステムで預託状況を照会し、売却先へ結果を伝えます。

売却先が確認用の書面を求める場合は、照会結果を印刷するなど、指定された方法に従います。車検証や登録番号が手元にない、照会結果が車両情報と一致しないといった場合は、自動車リサイクルシステムの問い合わせ窓口または売却先へ確認してください。

廃車として引き渡す場合は中古車売却と分けて考える

同じ「車を手放す」でも、再び自動車として流通させる中古車売却と、使用済自動車として処理する廃車では手続きが異なります。使用済自動車として手放すときは、自治体へ登録された引取業者に引き渡し、使用済自動車引取証明書を受け取ります。

この場合、預託済みのリサイクル料金は将来の処理のために使われるため、中古車売却と同じように売主へ相当額が引き継がれる整理ではありません。反対に、未預託の料金がある車では、引渡し時に支払いが必要になる場合があります。中古車としての買取なのか、使用済自動車としての引取りなのかを確認してください。

輸出時の取戻しは通常の国内売却とは別制度

預託済みの自動車が中古車として海外へ輸出された場合は、日本国内でリサイクル処理を行わないため、所定の手続きによりリサイクル料金の取戻しを申請できる制度があります。自動車リサイクル促進センターは、輸出した日から2年以内の申請、輸出関係書類、申請方法に応じた手数料などを案内しています。

ただし、国内で売却した車が後に輸出される可能性があるというだけで、元の売主が自動的にセンターから返還を受けられるわけではありません。誰が輸出時の所有者となり、誰が申請するかは取引と書類の状況によります。通常の国内売却では、契約時のリサイクル料金相当額の精算を確認してください。

税金・自賠責保険の精算と混同しない

リサイクル料金は、自動車税や自動車重量税ではありません。売却時に複数の項目が「未経過分」「預託金」「還付相当額」などと並ぶことがありますが、それぞれ制度と精算条件が異なります。

自動車税の法定還付は名義変更と抹消登録で扱いが異なり、自動車重量税は通常の中古車売却では還付されません。詳しくは車売却で自動車税は還付される?で整理しています。総額だけでなく、項目ごとに根拠と計算方法を確認しましょう。

ファンカーズでは概算精算額を契約前に確認

ファンカーズでは、車両情報と写真を確認し、契約前に保証価格表と概算精算シミュレーションをご案内します。基本手数料は、ユーザー納車プラン29,800円(税込)、当社納車プラン55,000円(税込)で、会場実費などは別途です。

リサイクル料金の預託状況や精算方法など、車両ごとに確認が必要な項目は、車検証の写真があると確認しやすくなります。公式LINEまたはフォームから、車種、年式、走行距離、ローン残債の有無とあわせてお知らせください。保証には会場検査の評価点、申告内容、車両状態などの適用条件があります。

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公的機関の参考情報

参照日:2026年10月9日。制度や照会方法は変更される場合があります。個別の預託状況は自動車リサイクルシステム、取引上の精算は売却先へご確認ください。