アストンマーティン、限定150台の新型スーパーカー『ヴァレン』・・最高出力850PS最大トルク1000NmのV12エンジン搭載

2026.08.31

アストンマーティンは、8月14日に150台限定のV12エンジン搭載スーパーカー新型『ヴァレン』を発表した。最初の納車は、2027年第2四半期の予定。

『ヴァレン』は、フルカーボンファイバーボディを纏っている。また、カーボンファイバー、アルミニウム、チタン、マグネシウムなど、モータースポーツから着想を得た様々な軽量素材を使用することで、従来のV12エンジン搭載モデルと比較して110kgの軽量化を実現。オプションの軽量パックには、削り出しアルミニウム製のサスペンションアーム、ナックル、チタン製シャシーボルトを採用し、さらに16.9kgの軽量化を実現。

フロントは、深く凹んだスリムなヘッドランプユニットが特徴。鋭く傾斜したボンネットラインの先端の下にフードで覆われている。ラジエーター開口部のより角張ったデザイン、大胆な幾何学的なメッシュグリル、鋭角なフロントスプリッターと相まって、独特の個性を生み出している。ボンネットには、ダクトを備えるほか、両側のサイドストレーキは、シャープで長くホイールアーチから空気を吸い込み、丸みを帯びた側面に沿って大型の機能的なベントへと空気を導く。このサイドストレーキは、膨らんだリアフェンダーがリアホイールを覆うように広がる前にドアのほぼ全長にわたって伸びている。サイドスポイラー下部にある鋭い鋸歯状の大きな段差は、車体下部から高速気流を引き込み、揚力を低減してダウンフォースを発生させるボルテックスジェネレーター効果を持つほか、引き締まったウエストラインにすることで力強いフロントフェンダーとリアフェンダーを際立たせている。跳ね上がったテールには、特注の幅広ライトバーを配置。ライトバーは、ガーニーフラップのように機能し、空気抵抗を最小限に抑えながらダウンフォースを発生させる。また、鮮やかなライトストリップの下には、排気口周辺の熱気を排出するための穴あきパネルを備え、跳ね上がったリアディフューザー上部には、一対の高めに配置されたテールパイプが配置されている。

外板色は、Q Ultraが開発した「サテン アンドロメダ レッド」で、アンドロメダ レッドは、深みのある赤、銅、豊かな金色のハイライトをブレンドし、ダイナミックに変化して、強烈な青のアンダートーンとなっている。超高級顔料とクロマフレア技術顔料をブレンドすることで、時代を超越した色彩を生み出した。また、外装は、カーボンファイバーを全面に露出させたパターンも選択可能で、カーボンファイバーは、サテン仕上げとグロス仕上げも選択できるほか、様々な色に着色もできる。アストンマーティンのQチームと協力して、オーナー独自のビスポーク(特注)カラーも可能となっている。

内装の中心となるのが3Dプリンダーで製造したセンターコンソール。コンソールには、『ヴァルハラ』で導入したパフォーマンス重視のスイッチパックが組み込まれるほか、よりドライバーの集中力と操作性を高めるため、ドライバーに向かって傾斜している。シートは、長距離走行時の快適性とサポート性を両立させた新開発のスポーツプラスシートで、より集中したドライビング体験を実現する軽量カーボンファイバー製パフォーマンスシートもオプションで設定。インテリアトリムは、セミアニリンレザーとアルカンターラの組み合わせ、または、フルセミアニリンレザーのいずれかを選べるほか、ドア、シート、ヘッドライニングは、モノトーン、デュオトーン、ライトデュオトーン、トリトーン、ドライバーフォーカスの5つから選択できる。また、「ドライバーフォーカスオプション」と、コントラストカラーのディテールを追加する「アクセントパック」を追加すれば組み合わせの選択肢はほぼ無限となる。
そのほかにも、テールゲートを開けると容量170Lのラゲッジスペースが出現。オプションで専用の「ラゲッジセット(ツーリングパック)」も設定。また、「ヴァルキリー」や「DBSザガート」といった過去の限定モデルと同様にキャビン全体に3Dプリントしたパーツを採用。さらに、『ヴァルハラ』で使った手法を取り入れた新設計のセンターコンソールは、中央にタッチスクリーンを備えているほか、エアコン送風口などの機能的部品は、視覚的な煩雑さをさらに軽減するために新たなアルマイトカラーのパレットとしている。

パワートレインは、ブランド最強のV型12気筒5.2リッターツインターボエンジンを搭載。レース車両「ヴァンテージGT4」用に開発したZF製8速トランスミッションを組み合わせ、よりシャープなシフトチェンジを実現。0-60mph加速は、3.0秒。最高速度は、電子制御により214mphに制限している。
ドライブモードは、パフォーマンス重視で「スポーツ」「スポーツ+」「トラック」を設定。「スポーツモード」と「スポーツ+モード」では、スポーティなロードドライビングのために、スロットルペダルはより短いマップを使用し、ペダルストロークの早い段階からより多くのスロットル開度が得られる。「トラックモード」では、限界域での精密な操作が優先されるため、よりスムーズなレスポンスが得られるようにプログラミングしている。専用開発のクワッド排気システムは、2つの上部と2つの下部に分かれた4つのテールパイプがあり、テールパイプフィニッシャーは、軽量化な3Dプリントチタンで作られている。上部の排気口は常に開いており、下部の排気口はバルブ付きで、ドライブモードに応じて開閉する。

足まわりは、専用設計のスプリング、ヘルパースプリング、ビルシュタイン製DTXセミアクティブダンパーに加え、ソリッドマウント式のリアサブフレームを採用。カーボンセラミック製ブレーキローターは、フロント410mm、リア360mmを採用。また、軽量なマグネシウム製ホイールを標準装備し、バネ下重量を最小限に抑えることでステアリングレスポンスをさらに向上させている。タイヤは、専用に開発したピレリの「P Zero R」で、サイズは、フロントが275/35ZR21、リアが325/30ZR21を装着。冬用タイヤ「P Zero Winter 2」も設定(フロント275/35R21、リア325/30R21)している。

監修者
家田浩二

家田 浩二

株式会社ファンカーズ 代表取締役

「過去ではなく、現在と未来を見る」という理念のもと、自社ローンを活用した車の購入サポートを展開。金融事故や信用不安を抱える方でも愛車を手にできる環境づくりに取り組み、車を通じた社会的信用の回復を全力でサポートしている。

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