トヨタ、現行『スープラ』生産終了を予告・・特別仕様車“A90 ファイナルエディション”300台限定

TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、11月28日に現行『スープラ』の生産が終了予定であることに加え、現行『スープラ』の集大成モデルとなるグローバル300台限定の特別仕様車“A90 Final Edition”と、『スープラ(3.0リッターモデル)』の一部改良を発表。
特別仕様車『スープラ』“A90 Final Edition”の導入予定地域は、日本と欧州となっている。発売予定時期は、日本については検討中で、欧州は2025年春としている。『スープラ(3.0リッター)』一部改良モデルは、日本、欧州、豪州などグローバルで順次導入予定で、2025年春以降順次発売予定。


“A90 Final Edition Edition”の外装は、「GR Supra GT4」の開発を担当するTOYOTA GAZOO Racing Europeが空力性能開発を担当し、カーボンフロントスポイラー、カーボンフロントカナード、フロントセンターフラップを採用。さらに、「GR Supra GT4」を彷彿させるスワンネック構造のカーボンリアウイングを装備することで前後の空力バランス、ダウンフォース、ドラッグを最適化し、接地性とハンドリング性能を向上させるなど、進化に合わせた最適なチューニングを行ない究極・最高の性能・仕様を備えた特別なモデルを作り上げた。








エンジンは、吸気経路を見直し、低背圧触媒を採用することで圧力損失を低減。それに合わせてエンジン制御を最適化することで、最高出力を285kW(387PS) から320kW(435PS)へ、最大トルクを500Nm(51.0kgfm)から570Nm(58.1kgfm)へ向上させ、加速性能とレスポンスを高めた直列6気筒3.0リッターエンジンを搭載。トランスミッションは、6速MT。駆動方式は、2WD(FR)を採用。また、ブレーキやボディ剛性を強化し、レーシングカーに多く採用されるKWのサスペンションシステムやハイグリップタイヤを採用するなど、走りに関する様々な要素をアップグレードしている。
『スープラ(3.0リッター)』の一部改良モデルは、外装にダックテールタイプのカーボンリアスポイラーを採用。フロントには、ホイールアーチフラップを追加し、フロントタイヤスパッツの高さを拡大することで前後の空力バランス、ダウンフォースを最適化し接地性とハンドリング性能を向上させた。




内装は、ドライバーシートにGRロゴ刺繡を施したアルカンターラ+本革シート表皮を使用。シフトノブのリングやステッチ(6速MTのみ)、シートベルトに赤色を採用しスポーティーさを強調している。


一部改良モデルは、最高出力285kW(387PS)/5800rpm/最大トルク500Nm/1800-5000rpmを発生する直列6気筒3.0リッターエンジンを搭載。トランスミッションは、6速MTと8速ATを設定。駆動方式は、2WD(FR)を採用。また、ドライブトレーンは、新しいシャシーセッティングに伴い、アクティブディファレンシャルの制御を最適化。旋回中のアンダーステアを抑制し、ハンドリングを改善。さらに、フロントに大径化したbrembo製ディスクブレーキを採用し、制動性能を強化。安心・安全のためのブレーキ性能を向上させた上で、ボディ、サスペンション、シャシー剛性の向上およびチューニングの最適化、空力性能の改善を施している。